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重賞レースデータ 竹之上編集長によるデータ戦略

第17回兵庫チャンピオンシップ:出馬表

編集長の見解

現在14連勝中のJRA勢。今年こそ地方勢の巻き返しを―と毎年繰り返すが、厚い壁は今年も破れそうにないか…。
 
今年も昨年に続き、出走するJRA5頭はいずれもダート2勝以上。中でも注目を集めるのが、デビューからダートで3連勝中のゴールドドリーム。前走はハイレベルなメンバーが揃った『ヒヤシンスS』を快勝。負かした相手は、ドバイのUAEダービーを制したラニ、のちに伏竜Sを勝ったストロングバローズ。同レースからの臨戦馬は必ず好成績を挙げているが、例年以上の評価が必要。つまり本命以外に考えられない!恐らく1番人気だろうし、ダート3勝以上の実績もデータに適い、よほどのことがない限り負けないと見る。
 
ケイティブレイブはヒヤシンスS4着、伏竜S3着の実績。ゴールドドリームには劣るが、主役に匹敵するほどの実績。伏竜Sからの臨戦も好成績が多く、そこで3着した能力はここでは当然上位。園田を知り尽した川原騎手が騎乗するのも心強いところ。

イーストオブザサンは前走、スムースな流れではなかったが、それでも巧く馬群を捌いて差し切った。差し脚が目立つが、決してスタートは下手な方ではないので、小回りも対応できそう。ここ10年で8回騎乗して5連対の岩田騎手が鞍上というのも強調材料。

グランセブルスの前走は、豪快な差し脚が光った。スタートは決めていながら、道中最後方まで下がってしまうほどのズブい面を見せてしまったが、勢いがついてからのキレ味が違った。小回りコースへの対応がカギになるが、ツボに嵌れば怖い。

レガーロはヒヤシンスS、伏竜Sでともに掲示板を確保できなかった。昨年の全日本2歳優駿で2着した実績は認めるが、一連の前哨戦での内容に不満。年内未勝利馬は劣勢というデータからも、今回は控えめな評価が妥当。
 
地方馬では、他地区に強力な馬が見当たらず、期待できるのは地元勢。最多勝となる5勝を挙げているエイシンニシパは、連対率5割を切っていて、過去の好走馬との比較上厳しいと見ざるを得ない。タケマルワンダーも3勝馬で、堅実性は認めるが、一気の相手強化は苦しい。ともに胸を借りて、今後のステップアップに繋げてほしい。だから挑戦することに意味もある。

第17回兵庫チャンピオンシップ:過去10年の成績

傾向と対策








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