イーストオブザサンは前走、スムースな流れではなかったが、それでも巧く馬群を捌いて差し切った。差し脚が目立つが、決してスタートは下手な方ではないので、小回りも対応できそう。ここ10年で8回騎乗して5連対の岩田騎手が鞍上というのも強調材料。
グランセブルスの前走は、豪快な差し脚が光った。スタートは決めていながら、道中最後方まで下がってしまうほどのズブい面を見せてしまったが、勢いがついてからのキレ味が違った。小回りコースへの対応がカギになるが、ツボに嵌れば怖い。
レガーロはヒヤシンスS、伏竜Sでともに掲示板を確保できなかった。昨年の全日本2歳優駿で2着した実績は認めるが、一連の前哨戦での内容に不満。年内未勝利馬は劣勢というデータからも、今回は控えめな評価が妥当。
地方馬では、他地区に強力な馬が見当たらず、期待できるのは地元勢。最多勝となる5勝を挙げているエイシンニシパは、連対率5割を切っていて、過去の好走馬との比較上厳しいと見ざるを得ない。タケマルワンダーも3勝馬で、堅実性は認めるが、一気の相手強化は苦しい。ともに胸を借りて、今後のステップアップに繋げてほしい。だから挑戦することに意味もある。