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兵庫QC2021フォトレポート

昨年から西日本交流となった『兵庫クイーンカップ』が行われ、1番人気に支持された名古屋競馬のシーアフェアリー(牝6・安部幸夫厩舎)がその人気に応えて優勝。夏の『兵庫サマークイーン賞』に続いて、兵庫での重賞連勝を果たした。騎乗した岡部誠騎手は通算7度目の兵庫重賞制覇。管理する安部幸夫調教師は2勝目の重賞制覇となった。

 

 

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◆出走馬

 

①ナナカマドカ 下原理騎手 2番人気

 

②シーアフェアリー(名古屋) 岡部誠騎手(名古屋) 1番人気

 

③カリブメーカー 吉村智洋騎手 5番人気

 

④ゴールドメファ(佐賀) 大山真吾騎手 3番人気

 

⑤マコトパパヴェロ 田中学騎手 10番人気

 

⑥モハー 広瀬航騎手 9番人気

 

⑦チャービル 中田貴士騎手 11番人気

 

⑧ユウキラフェール 杉浦健太騎手 8番人気

 

⑨ミスカゴシマ(佐賀) 石川慎将騎手 7番人気

 

⑩エスケイエンジェル(高知) 赤岡修次騎手 4番人気

 

⑪ニジイロ 笹田知宏騎手 12番人気

 

⑫トゥルスウィー(佐賀) 山口勲騎手 6番人気

 

モハーやゴールドメファが若干遅れたが、ほぼ揃ったスタート。

 

絶好のスタートを切ったのはナナカマドカだったが、ダッシュを利かせてエスケイエンジェルがハナに立った。

 

1番人気のシーアフェアリーが2番手まで押し上げた。トゥルスウィー、ナナカマドカなどが続いた。

 

昨年2着のカリブメーカーはいつもよりも前のポジション。昨年3着のユウキラフェールは中団に取り付いた。

 

2週目の3コーナー付近では逃げていたエスケイエンジェルが失速。シーアフェアリーが早々と先頭に躍り出た。

 

向正面から一気に動いたユウキラフェールが急接近。

 

好位の内で脚を溜めていたカリブメーカーも満を持して直線で追い上げる。

 

それでも地力に勝るシーアフェアリーが最後は一杯になりなりながらもしぶとく粘って優勝。

 

 

昨年同様、カリブメーカーが2着、ユウキラフェールが3着という結果となった。

 

シーアフェアリーにとって、2度目の重賞勝利となった。

 

名古屋の名手、岡部誠騎手のは兵庫での7勝目のタイトル獲得。

 

騎手としても園田遠征で活躍した安部幸夫調教師は、シーアフェアリーとともに園田で重賞2勝目。来年に向けても参戦の意欲を示した。

 

写真:齋藤寿一

兵庫GC2021フォトレポート

全国交流重賞『兵庫ゴールドカップ』が行われ、1番人気に支持された船橋競馬からの遠征馬コパノフィーリングが快勝。同馬にとって2度目の重賞タイトル獲得となった。管理する新井清重調教師は、兵庫での初重賞勝利。騎乗した森泰斗騎手は意外にも園田競馬場での初勝利だった。

 

 

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◆出走馬

 

①メイプルグレイト 吉村智洋騎手 4番人気

 

②ペリステライト 竹村達也騎手 10番人気

 

③テルペルリオン(大井) 木本直騎手 7番人気

 

④リコーヴィッカース 田野豊三騎手 12番人気

 

⑤エイシンエンジョイ 下原理騎手 5番人気

 

⑥コパノフィーリング(船橋) 森泰斗騎手(船橋) 1番人気

 

⑦ブランオラージュ 田中学騎手 8番人気

 

⑧グラナリー 鴨宮祥行騎手 3番人気

 

⑨エイシンビジョン(高知) 赤岡修次騎手(高知) 6番人気

 

⑩メイショウワダイコ 佐々木世麗騎手 11番人気

 

⑪コクシネル 松木大地騎手 9番人気

 

⑫コウエイアンカ 大山真吾騎手 2番人気

 

連覇を狙うエイシンエンジョイが好スタートを切ってハナを奪う。

 

わずかに躓いたコパノフィーリングだったが、すぐさま2番手に取り付くダッシュを見せた。

 

メイプルグレイトは3番手、グラナリーが4番手のポジションに。

 

テルペルリオンは中団、例によってコウエイアンカは後方からレースを進めた。

 

ペースが思ったほど速くなかったことで、コウエイアンカは早い段階で中団まで上昇する形となった。

 

3コーナーでは先頭に並びかけたコパノフィーリング。手応え十分で4角を迎えた。

 

その後ろからメイプルグレイトが接近して、大外からはコウエイアンカも急追。

 

楽々と抜け出したコパノフィーリングはあっという間に他馬を突き放す。

 

この時点で勝負ありで、2番手もメイプルグレイトが確保。

 

大外から追い上げるコウエイアンカは3番手争いが精一杯となった。

 

最後は3馬身半の差。力の違いを見せつける完勝だった。

 

森泰斗騎手はこれが意外にも、園田での初勝利。

 

日本一勝つ男はこれが今年の277勝目。今年も全国リーディングをひた走る。

 

新井師は「南関東にはまだまだ強力な馬がいるので…」と謙遜。南関東のレベルの高さを改めて痛感させられた。

 

コパノフィーリングはこれで重賞2勝目。4つのコーナーも克服したことにより、今後の活躍に期待が膨らむ。

 

写真:齋藤寿一

兵庫若駒賞2021フォトレポート

地元馬限定2歳馬重賞『兵庫若駒賞』が行われ、1番人気のガリバーストーム(牡2・尾林幸二厩舎)が2番手から抜け出して優勝!デビューから3連勝、土つかずでタイトルホースに輝いた。騎乗していた広瀬航騎手には、これがデビュー20年目にして、念願の重賞初制覇となった。管理する尾林幸二調教師も開業16年目の嬉しい初タイトル獲得となった。

 

 
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◆出走馬

 

①ベラジオボッキーニ 鴨宮祥行騎手 2番人気

 

②コウタウッドテール 石堂響騎手 11番人気

 

③ダイヤモンドダスト 笹田知宏騎手 10番人気

 

④ウーニャ 吉村智洋騎手 3番人気

 

⑤アンサン 松木大地騎手 4番人気

 

⑥シリアスヒッター 田野豊三騎手 9番人気

 

⑦ガリバーストーム 広瀬航騎手 1番人気

 

⑧パシャディーバ 中田貴士騎手 12番人気

 

⑨メイプルシスター 大山真吾騎手 7番人気

 

⑩ラーッキーライズ 田中学騎手 6番人気

 

⑪ピロコギガマックス 杉浦健太騎手 5番人気

 

⑫フセノコーラル 下原理騎手 8番人気

 

逃げて結果を残してきた各馬。その中でトップスピードを見せたアンサンがハナに立った。

 

ガリバーストームは逆らわず2番手からの競馬。ベラジオボッキーニは3番手に。

 

メイプルシスター、ピロコギガマックスがそのあとに続いた。

 

ウーニャ、ラッキーライズなどは中団。ダイヤモンドダストは最後方。

 

逃げるアンサンと2番手のガリバーストームが抜け出した格好で迎えた向正面。

 

3コーナー付近からは後続が迫り、前との差を詰める。

 

4コーナーではガリバーストームが先頭に替わり、アンサンは後退。

 

好位の内で脚を溜めたベラジオボッキーニが差を詰め、さらに外からはピロコギガマックス迫る。

 

直線半ばで完全に抜け出したガリバーストーム。

 

そこへピロコギガマックスが急追。ベラジオボッキーニは3番手。

 

それでもガリバーストームがクビ差凌いで優勝。

 

ピロコギガマックスはわずかに2着。ベラジオボッキーニが3着に。最後に良い脚を見せたウーニャがハナ差で4着。最後方から追い上げたダイヤモンドダストが5着に食い込んだ。

 

デビューから20年目、広瀬航騎手にとって大願成就、涙の重賞初制覇となった。

 

尾林幸二調教師も16年目の嬉しい重賞初制覇。騎手時代は“重賞男”の異名を取るほど大舞台に強かった勝負師がようやく目覚めた。

 

ガリバーストームはこれで3戦3勝。次走は『兵庫チャンピオンシップ』も視野に、さらなる活躍をが期待される。

 

写真:齋藤寿一

姫山菊花賞2021フォトレポート

JBC指定競走『第61回 姫山菊花賞』が行われ、圧倒的1番人気に支持されたジンギ(牡5)が優勝。同馬にとって7度目のタイトルを獲得した。騎乗した田中学騎手は今年の重賞6勝目で、通算63勝目の重賞勝ち。管理する橋本忠明調教師は昨年に続いて同レース連覇で、通算では重賞33勝目となった。

 

 

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◆出走馬

 

①エイシンミコノス 長谷部駿弥騎手 10番人気

 

②エイシンニシパ 吉村智洋騎手 4番人気

 

③アワジノサクラ 大柿一真騎手 8番人気

 

④エイシンデジタル 下原理騎手 3番人気

 

⑤フラワーストリーム 大山真吾騎手 9番人気

 

⑥スウィングビート(船橋) 笹川翼騎手(大井) 2番人気

 

⑦イチノフリオーソ 田野豊三騎手 7番人気

 

⑧ジンギ 田中学騎手 1番人気

 

⑨エイシンナセル 松木大地騎手 6番人気

 

⑩ゴールデンブレイヴ(大井) 鴨宮祥行騎手 5番人気

 

抜群のスタートを決めたジンギ。それでも他馬が行くとスッと控える。

 

結局は船橋のスウィングビートがダッシュを利かせてハナを奪った。

 

ジンギは2番手で折り合い、連覇を目指すエイシンニシパは3番手につけた。

 

アワジノサクラは中団、エイシンデジタルは後方からレースを進めた。

 

向正面では反応が鈍いジンギに対し、スウィングビートが逃げ脚を伸ばす。

 

エイシンニシパも反応良く並びかけ、ジンギは一瞬ピンチに見えた。

 

ところが4コーナーでもう一度闘志に火が着き、2頭の外からジンギが追い上げる。

 

ニシパのしぶとさを懸念し、馬体を併せないように大外に持ち出すジンギ。

 

スウィングビートはさすがに苦しくなり3番手に後退。

 

最後はジンギが2馬身差をつけて勝利。昨年の借りを返す姫菊制覇となった。

 

2着に敗れたが衰えを感じさせなかったエイシンニシパ。3着にスウィングビート。そこへ半馬身差でアワジノサクラが4着に。

 

ジンギはこれで重賞7勝目。兵庫現役最強を誇示した。

 

田中学騎手は「ヒヤヒヤしました」と反応の鈍さに焦りもあったが、慌てず王者を勝利に導いた。

 

昨年に続いてワン・ツーフィニッシュの橋本忠明師。ジンギのローテは『園田金盃』に直行とのこと。

 

まだまだ続く最強馬伝説にご注目!

 

写真:齋藤寿一

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