7月号更新、クローズアップ:大山真吾 騎手・コラム
2021年07月1日
7月号更新しました。
クローズアップ:大山 真吾 騎手
タイトル:ダービージョッキー誕生秘話
デビュー18年目、通算15度目の挑戦。
スマイルサルファー(セ3・渡瀬寛彰厩舎)とのコンビで『兵庫ダービー』を制覇。
晴れてダービージョッキーの称号を手に入れた大山真吾騎手。…
>続きを読む
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コラム:乗峯栄一
タイトル:園田最強タッグ
>コラムはコチラから
園田FCスプリント2021フォトレポート
2021年06月28日
ワンターンで決着する820mの瞬撃戦『園田FCスプリント』が行われ、昨年の2着馬ダノングッド(高知)が昨年の雪辱を果たす見事なレースぶりで快勝!同馬にとっては2度目の重賞制覇となった。管理する別府真司調教師は、これが兵庫での初の重賞制覇。騎乗した金沢(高知遠征中)の畑中信司騎手も兵庫での初重賞制覇となった。
レース結果はコチラ>>>
◆出走馬
①コウエイアンカ 大山真吾騎手 8番人気
②ブレイクフリー 吉村智洋騎手 5番人気
③ダノンジャスティス(高知) 倉兼育康騎手(高知) 1番人気
④タガノカピート 笹田知宏騎手 4番人気
⑤エイシンエンジョイ 下原理 4番人気
⑥コンドルヒデオ 松木大地騎手 10番人気
⑦エッシャー 広瀬航騎手 7番人気
⑧ガロ 大柿一真「騎手 11番人気
⑨ダノングッド(高知) 畑中信司騎手(金沢) 6番人気
⑩ブランオラージュ 田中学騎手 3番人気
⑪サトノグリッター(高知) 岡村卓也騎手(高知) 9番人気
バラついたスタートの中、昨年の覇者エイシンエンジョイがダッシュを利かせる。
そこへブレイクフリー、エッシャーなどが絡んで先行激化。
1番人気のダノンジャスティス、昨年2着のダノングッドなどが好位グループを形成。
その後ろにブランオラージュ、一昨年の覇者タガノカピートは先行争いに加わることができなかった。
4コーナーで外から進出したダノングッドが良い手応えで先頭を捉える。
直線で堂々と抜け出すダノングッド。
粘るブレイクフリーの内をすくうようにブランオラージュが接近。
外側からはダノンジャスティスが追い上げてくる。
2番手争いが大激戦になる中、ダノングッドが突き抜ける。
最後は6馬身差と同レース最多着差で圧勝!2着はブランオラージュ、3着にダノンジャスティス。連覇を狙ったエイシンエンジョイは5着に敗れた。
昨年はスタートで後手に回り苦しい展開ながら、豪脚で2着。その悔しさを晴らすような圧勝劇だった。
金沢から騎手不足のため高知に応援騎乗中の畑中信司騎手は、兵庫での初重賞勝ちとなった。
別府真司調教師も兵庫での初重賞勝ちで喜びを弾けさせた。
9歳になり衰えを感じさせる近走からの大変身。園田820mという絶好の舞台が実力馬を蘇らせた。
写真:齋藤寿一
兵庫ダービー2021フォトレポート
2021年06月15日
3歳頂点を決める『第22回 兵庫ダービー』が行われた。ゴール前では3頭が横一線となる大激戦の末、スマイルサルファーが大外から差し切って優勝。重賞初制覇で、今年の兵庫3歳の頂点に立った。騎乗した大山真吾騎手はデビューから18年目、15度目の挑戦で晴れてダービージョッキーの称号を手にした。管理する渡瀬寛彰調教師は開業から7年目でダービートレーナーに輝いた。
レース結果はコチラ>>>
◆出走馬
①エイシンイナズマ 下原理騎手 3番人気
②ハングタイム 竹村達也騎手 9番人気
③スマイルサルファー 大山真吾騎手 4番人気
④マンテーニャ 川原正一騎手 5番人気
⑤サラコナン 田中学騎手 1番人気
⑥シェナキング 吉村智洋騎手 2番人気
⑦カールスバート 鴨宮祥行騎手 10番人気
⑧エイシンヒビキ 広瀬航騎手 6番人気
⑨エイシンピストン 木本直騎手 7番人気
⑩ウォニー 板野央騎手 12番人気
⑪サルバトーレミノル 杉浦健太騎手 8番人気
⑫アウワ 笹田知宏騎手 11番人気
人気薄のサルバトーレミノルが好発を決めてハナへ。
1番人気のサラコナンが2番手に。エイシンイナズマは3番手からの競馬。
菊水賞馬シェナキングは早めの4番手からの競馬。
マンテーニャ先行できず中団から。スマイルサルファーも中団に取り付いた。
折りからの前残りの馬場が、それぞれを前へ前へと押し上げさせる。
3コーナーでまずはサラコナンが抜け出す。
そこへシェナキングが接近。エイシンイナズマも差のない3番手。スマイルサルファーも脚を伸ばす。
直線入り口でシェナキングが先頭に躍り出た。
そこへエイシンイナズマと大外からスマイルサルファーも襲い掛かる。
粘るシェナキングにエイシンイナズマ、スマイルサルファーと大激戦!
全く横一線のゴール!わずかの差で勝ったのはスマイルサルファーだった。
大山真吾騎手にとって18年目、15度目のダービー挑戦で、ダービージョッキー称号を得た。
渡瀬寛彰調教師は通算重賞3勝目が、念願のダービー制覇となった。
この日はスタッフが競馬場に集結。チーム一丸となってダービー制覇を見届けた。
スマイルサルファーは重賞4度目の挑戦で初制覇。そして史上初、セン馬の兵庫ダービー馬の誕生となった。
写真:齋藤寿一
六甲盃2021フォトレポート
2021年06月8日
唯一の2400mの重賞『六甲盃』が行われ、2番人気に支持されたトーセンブル(牡6・船橋)が優勝。同馬にとって初の重賞勝ちで、管理する山中尊徳調教師にとっても嬉しい初重賞制覇となった。騎乗していた下原理騎手は同レース4度目の制覇で、通算73勝目の重賞タイトル獲得となった。
レース結果はコチラ>>>
◆出走馬
①スギノグローアップ(大井) 川原正一騎手 6番人気
②ホーリーブレイズ(大井) 真島大輔騎手(大井) 3番人気
③エイシンニシパ 吉村智洋騎手 4番人気
④トーセンブル(船橋) 下原理騎手 2番人気
⑤コスモロブロイ(浦和) 吉井章騎手(大井) 8番人気
⑥ジンギ 田中学騎手 1番人気
⑦ストーミーバローズ 広瀬航騎手 11番人気
⑧タガノディグオ 笹田知宏騎手 9番人気
⑨エイシンミコノス 長谷部駿弥騎手 12番人気
⑩コスモバレット 鴨宮祥行騎手 7番人気
⑪タガノジーニアス 山田雄大騎手 10番人気
⑫ジョーダンキング(川崎) 藤本現暉騎手(大井) 5番人気
人気のジンギが好スタートを決める。
それを内から制してホーリーブレイズがハナを奪う。
ジンギは2番手に落ち着きコスモバレット、エイシンニシパと続く。
トーセンブルは中団。スギノグローアップがその後ろにつけた。
長丁場の六甲盃、1週目のスタンド前にかかる。
ホーリーブレイズは超スローの形には持ち込まず、他の各馬も極端にかかるしぐさは見せなかった。
2週目の向正面で突き放していくホーリーブレイズ。
人気のジンギは当然前を捕まえに動き始める。
それをマークするように進出するトーセンブル。
人気上位の3頭が抜け出して直線を迎える。
ホーリーブレイズが粘るところへ、馬場の5分どころを通って追い上げるジンギ。
そこへひたひたと詰め寄るトーセンブル。
先に抜け出したジンギに並びかけるトーセンブル。
最後はトーセンブルが差し切って優勝。ジンギは自ら動いた分が響き2着になったが負けて強しの内容だ。
トーセンブルは17度目の重賞挑戦で、念願のタイトル奪取を決めた。
下原理騎手は珍しく重賞勝ちから遠ざかっていて、半年ぶりの重賞制覇となった。
開業13年目、山中尊徳師にとって、嬉しい重賞初制覇となった。
南関東勢の層の厚さを見せつけたトーセンブル。それでも『六甲盃』が強豪が集う長距離戦として、全国レベルの地位を築くレースに成長してもらいたい。
写真:齋藤寿一