兵庫YC2021
2021年03月8日
西日本交流に生まれ変わった『兵庫ユースカップ』が姫路競馬場で初めて行われ、1番人気の支持を集めたサラコナンが優勝。3連勝で通算6勝目は、嬉しい初重賞制覇となった。管理する新井隆太調教師は、これが通算14勝目の重賞タイトル。騎乗した田中学騎手は同レース3勝目で、重賞はこれが通算59勝目。
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◆出走馬
①ウォニー 吉村智洋騎手 10番人気
②ウインアミティエ 広瀬航騎手 11番人気
③スマイルサルファー 大山真吾騎手 2番人気
④ニジイロ(名古屋) 大畑雅章騎手(名古屋) 4番人気
⑤ユナチャン 松木大地騎手 8番人気
⑥エイシンイナズマ 3番人気
⑦ドリームキャット(名古屋) 岡部誠騎手(名古屋) 9番人気
⑧マンテーニャ 川原正一騎手 5番人気
⑨サラコナン 田中学騎手 1番人気
⑩スマイルジャスパー 笹田知宏騎手 7番人気
⑪フセノチェリー 下原理騎手 6番人気
好発を決めたエイシンイナズマが先手を奪いに行く。
サラコナンも好スタートから先行策に打って出る。
そこへマンテーニャも加わりニジイロは馬群に包まれる形となった。
結局はコーナーで内をすくったマンテーニャが、やや強引にはハナを奪った。
2番手に控えるエイシンイナズマ。その後ろの3番手のサラコナン。
この3頭が抜け出し、中団からようやく追い上げたスマイルサルファーは、離された4番手。
直線に向いて抜け出したのはエイシンイナズマ。
サラコナンが一完歩ずつ差を詰める。
逃げたマンテーニャがそのあとの3番手を死守。
前2頭の争いは、わずかに外からサラコナンが捉えて勝利!
スムーズにハナを奪えない形でも2着とよく踏ん張ったエイシンイナズマも力を十分に示した。
同馬はこれで3連勝で6勝目、嬉しい重賞初制覇を成し遂げた。
「まだ課題はあります」と言いながら、成長に期待する田中学騎手。
「やるだけのことはやりました」と振り返った新井隆太師は、十分な調教が行えない園田から、わざわざ西脇に行って一週前追い切りを敢行。その意欲が見事に結実した。
三冠初戦の『菊水賞』(4月15日・園田競馬場1700m)に向けて好内容のレースぶり。
次は2歳王者ツムタイザンが待ち受ける。2頭の激突に注目が集まる!
写真:齋藤寿一
兵庫WC2021フォトレポート
2021年03月1日
今回から全国交流となった同レース。名称も『兵庫ウインターカップ(旧・園田ウインターカップ)』と改まった。優勝したのは1番人気に支持された地元のナリタミニスター。同馬にとって、これが通算4勝目の重賞タイトルとなった。騎乗した吉村智洋騎手は29勝目の重賞勝ち。管理する坂本和也調教師は重賞5勝目の栄冠を手に入れた。
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◆出走馬
①サンキュー(川崎) 広瀬航騎手 8番人気
②トーセンレヴュー(浦和) 田中学騎手 2番人気
③ナリタミニスター 吉村智洋騎手 1番人気
④メイプルグレイト 大柿一真騎手 4番人気
⑤エイシンエンジョイ 下原理騎手 6番人気
⑥マイタイザン 杉浦健太騎手 9番人気
⑦アンタエウス(名古屋) 丸野勝虎騎手(名古屋) 10番人気
⑧ベイビータピット 鴨宮祥行騎手 11番人気
⑨ナチュラリー 笹田知宏騎手 3番人気
⑩ミカエルシチー 川原正一騎手 5番人気
⑪ジョイフル(高知) 赤岡修次騎手(高知) 7番人気
⑫ブルーウィザード(浦和) 大山真吾騎手 12番人気
さすがにスピード馬が揃ったスプリント戦。
3連覇を狙うナチュラリーが行く。そこへ昨年の短距離王エイシンエンジョイが競りかける。
速い流れでレースが流れ、3番手にメイプルグレイト、4番手にナリタミニスターがつけた。
トーセンレビューは中団。その後方にサンキューが続いた。
さすがに飛ばした2頭は苦しくなり、そこへナリタミニスターとトーセンレヴューが迫る。
直線に向いて抜け出したのはナリタミニスター。
大外から追い上げる浦和のトーセンレビュー。
川崎の実力馬サンキューが3番手まで押し上げてきた。
最後はナリタミニスターが半馬身差で勝利。トーセンレビューが2着に。
サンキューが3着、高知のジョイフルが4着と、遠征馬を従えてナリタミニスターが力を示した。
「現役最強」と称していた同馬の力を改めて確信する吉村智洋騎手。
前走後に休ませて「不安はありました」と振り返った坂本和也調教師。それでも勝ったことに自信を深めた。
昨年は最優秀短距離馬の称号を逃したナリタミニスターだが、今年の初戦を仕上がり途上で快勝したことで、今後の期待が大きく膨らむ。『黒船賞』(高知)や『かきつばた記念』(名古屋)などのダートグレード戦線への参戦も視野に入ってくるので注目だ。
写真:齋藤寿一
3月号更新、クローズアップ
2021年03月1日
3月号更新しました。
クローズアップ:森澤 友貴 調教師
タイトル:Tomo’s Cafe オープン!
癒しの空間で環境を整え、頂点を目指す
植栽、ガーデニングを施して、ごみごみした汚い空間ではないものを作りたかったんです。
働いている時間というのは人生の大半だと思うので、良い環境にしたいと考えました。
森澤調教師のクローズアップ、写真たっぷりで公開中!
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白鷺賞2021フォトレポート
2021年02月1日
第50回神戸新聞杯『白鷺賞』が行われ、断然の1番人気に支持されたジンギが7馬身差で圧勝。昨年の年度代表馬が今年も好発進した。同馬はこれで重賞5勝目。騎乗した田中学騎手は通算58勝目の重賞勝ち。管理する橋本忠明調教師は通算30勝目のタイトル奪取となった。
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◆出走馬
①アンバラージュ(佐賀) 鮫島克也騎手(佐賀) 4番人気
②タガノジーニアス 下原理騎手 3番人気
③ナムラヘラクレス 吉村智洋騎手 5番人気
④マイネルプリサイス 川原正一騎手 8番人気
⑤ジンギ 田中学騎手 1番人気
⑥サージュ 鴨宮祥行騎手 9番人気
⑦オオエフォーチュン 広瀬航騎手 7番人気
⑧ショートストーリー(高知) 赤岡修次騎手(高知) 2番人気
⑨エイシンミコノス(名古屋) 小谷周平騎手 11番人気
⑩トイガー 大柿一真騎手 6番人気
⑪シゲノブ(名古屋) 笹田知宏騎手 10番人気
⑫コウエイワンマン(名古屋) 井上幹太騎手 12番人気
抜群のスタートを決めたのはジンギだった。
先手を奪ってスローに抑える。
2番手にエイシンミコノス、3番手にタガノジーニアス。
ショートストーリー、ナムラヘラクレスは中団。アンバラージュは後方からとなった。
2週目の向正面で、高知のショートストーリーがスローな流れを嫌ってマクり切る。
盛り返すジンギが3コーナーで再び先頭に。
さらに突き放して4コーナー。タガノジーニアスは後退。
ナムラヘラクレスとマイネルプリサイス追い上げて2番手に迫る。
直線に向いてさらにリードを広げるジンギ。
ショートストーリーは脚があがり後退。ナムラヘラクレスが2番手に。
独走となったジンギ。
7馬身差をつけて圧勝。格の違いを見せつけた。
「前回からスタートが速かったので、今回も(ハナに)行けたら行こうと思っていました」と振り返った田中学騎手。
「名古屋大賞典を目指したい」と今後のプランを掲げた橋本忠明調教師。
年度代表馬の強さを改めて示したジンギ。遠征して強豪との対戦に胸が躍る。
写真:齋藤寿一