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兵庫YC2021

西日本交流に生まれ変わった『兵庫ユースカップ』が姫路競馬場で初めて行われ、1番人気の支持を集めたサラコナンが優勝。3連勝で通算6勝目は、嬉しい初重賞制覇となった。管理する新井隆太調教師は、これが通算14勝目の重賞タイトル。騎乗した田中学騎手は同レース3勝目で、重賞はこれが通算59勝目。

 

 

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◆出走馬

 

①ウォニー 吉村智洋騎手 10番人気

 

②ウインアミティエ 広瀬航騎手 11番人気

 

③スマイルサルファー 大山真吾騎手 2番人気

 

④ニジイロ(名古屋) 大畑雅章騎手(名古屋) 4番人気

 

⑤ユナチャン 松木大地騎手 8番人気

 

⑥エイシンイナズマ 3番人気

 

⑦ドリームキャット(名古屋) 岡部誠騎手(名古屋) 9番人気

 

⑧マンテーニャ 川原正一騎手 5番人気

 

⑨サラコナン 田中学騎手 1番人気

 

⑩スマイルジャスパー 笹田知宏騎手 7番人気

 

⑪フセノチェリー 下原理騎手 6番人気

 

好発を決めたエイシンイナズマが先手を奪いに行く。

 

サラコナンも好スタートから先行策に打って出る。

 

そこへマンテーニャも加わりニジイロは馬群に包まれる形となった。

 

結局はコーナーで内をすくったマンテーニャが、やや強引にはハナを奪った。

 

2番手に控えるエイシンイナズマ。その後ろの3番手のサラコナン。

 

この3頭が抜け出し、中団からようやく追い上げたスマイルサルファーは、離された4番手。

 

直線に向いて抜け出したのはエイシンイナズマ。

 

サラコナンが一完歩ずつ差を詰める。

 

逃げたマンテーニャがそのあとの3番手を死守。

 

前2頭の争いは、わずかに外からサラコナンが捉えて勝利!

 

スムーズにハナを奪えない形でも2着とよく踏ん張ったエイシンイナズマも力を十分に示した。

 

同馬はこれで3連勝で6勝目、嬉しい重賞初制覇を成し遂げた。

 

「まだ課題はあります」と言いながら、成長に期待する田中学騎手。

 

「やるだけのことはやりました」と振り返った新井隆太師は、十分な調教が行えない園田から、わざわざ西脇に行って一週前追い切りを敢行。その意欲が見事に結実した。

 

三冠初戦の『菊水賞』(4月15日・園田競馬場1700m)に向けて好内容のレースぶり。

 

次は2歳王者ツムタイザンが待ち受ける。2頭の激突に注目が集まる!

 

写真:齋藤寿一

兵庫WC2021フォトレポート

今回から全国交流となった同レース。名称も『兵庫ウインターカップ(旧・園田ウインターカップ)』と改まった。優勝したのは1番人気に支持された地元のナリタミニスター。同馬にとって、これが通算4勝目の重賞タイトルとなった。騎乗した吉村智洋騎手は29勝目の重賞勝ち。管理する坂本和也調教師は重賞5勝目の栄冠を手に入れた。

 

 

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◆出走馬

 

 

①サンキュー(川崎) 広瀬航騎手 8番人気

 

②トーセンレヴュー(浦和) 田中学騎手 2番人気

 

③ナリタミニスター 吉村智洋騎手 1番人気

 

④メイプルグレイト 大柿一真騎手 4番人気

 

⑤エイシンエンジョイ 下原理騎手 6番人気

 

⑥マイタイザン 杉浦健太騎手 9番人気

 

⑦アンタエウス(名古屋) 丸野勝虎騎手(名古屋) 10番人気

 

⑧ベイビータピット 鴨宮祥行騎手 11番人気

 

⑨ナチュラリー 笹田知宏騎手 3番人気

 

⑩ミカエルシチー 川原正一騎手 5番人気

 

⑪ジョイフル(高知) 赤岡修次騎手(高知) 7番人気

 

⑫ブルーウィザード(浦和) 大山真吾騎手 12番人気

 

さすがにスピード馬が揃ったスプリント戦。

 

3連覇を狙うナチュラリーが行く。そこへ昨年の短距離王エイシンエンジョイが競りかける。

 

速い流れでレースが流れ、3番手にメイプルグレイト、4番手にナリタミニスターがつけた。

 

トーセンレビューは中団。その後方にサンキューが続いた。

 

さすがに飛ばした2頭は苦しくなり、そこへナリタミニスターとトーセンレヴューが迫る。

 

直線に向いて抜け出したのはナリタミニスター。

 

大外から追い上げる浦和のトーセンレビュー。

 

川崎の実力馬サンキューが3番手まで押し上げてきた。

 

最後はナリタミニスターが半馬身差で勝利。トーセンレビューが2着に。

 

サンキューが3着、高知のジョイフルが4着と、遠征馬を従えてナリタミニスターが力を示した。

 

「現役最強」と称していた同馬の力を改めて確信する吉村智洋騎手。

 

前走後に休ませて「不安はありました」と振り返った坂本和也調教師。それでも勝ったことに自信を深めた。

 

昨年は最優秀短距離馬の称号を逃したナリタミニスターだが、今年の初戦を仕上がり途上で快勝したことで、今後の期待が大きく膨らむ。『黒船賞』(高知)や『かきつばた記念』(名古屋)などのダートグレード戦線への参戦も視野に入ってくるので注目だ。

 

写真:齋藤寿一

3月号更新、クローズアップ

3月号更新しました。

クローズアップ:森澤 友貴 調教師
タイトル:Tomo’s Cafe オープン!
癒しの空間で環境を整え、頂点を目指す
植栽、ガーデニングを施して、ごみごみした汚い空間ではないものを作りたかったんです。
働いている時間というのは人生の大半だと思うので、良い環境にしたいと考えました。

森澤調教師のクローズアップ、写真たっぷりで公開中!

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白鷺賞2021フォトレポート

第50回神戸新聞杯『白鷺賞』が行われ、断然の1番人気に支持されたジンギが7馬身差で圧勝。昨年の年度代表馬が今年も好発進した。同馬はこれで重賞5勝目。騎乗した田中学騎手は通算58勝目の重賞勝ち。管理する橋本忠明調教師は通算30勝目のタイトル奪取となった。

 

 

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◆出走馬

 

①アンバラージュ(佐賀) 鮫島克也騎手(佐賀) 4番人気

 

②タガノジーニアス 下原理騎手 3番人気

 

③ナムラヘラクレス 吉村智洋騎手 5番人気

 

④マイネルプリサイス 川原正一騎手 8番人気

 

⑤ジンギ 田中学騎手 1番人気

 

⑥サージュ 鴨宮祥行騎手 9番人気

 

⑦オオエフォーチュン 広瀬航騎手 7番人気

 

⑧ショートストーリー(高知) 赤岡修次騎手(高知) 2番人気

 

⑨エイシンミコノス(名古屋) 小谷周平騎手 11番人気

 

⑩トイガー 大柿一真騎手 6番人気

 

⑪シゲノブ(名古屋) 笹田知宏騎手 10番人気

 

⑫コウエイワンマン(名古屋) 井上幹太騎手 12番人気

 

抜群のスタートを決めたのはジンギだった。

 

先手を奪ってスローに抑える。

 

2番手にエイシンミコノス、3番手にタガノジーニアス。

 

ショートストーリー、ナムラヘラクレスは中団。アンバラージュは後方からとなった。

 

2週目の向正面で、高知のショートストーリーがスローな流れを嫌ってマクり切る。

 

盛り返すジンギが3コーナーで再び先頭に。

 

さらに突き放して4コーナー。タガノジーニアスは後退。

 

ナムラヘラクレスとマイネルプリサイス追い上げて2番手に迫る。

 

直線に向いてさらにリードを広げるジンギ。

 

 

ショートストーリーは脚があがり後退。ナムラヘラクレスが2番手に。

 

独走となったジンギ。

 

7馬身差をつけて圧勝。格の違いを見せつけた。

 

「前回からスタートが速かったので、今回も(ハナに)行けたら行こうと思っていました」と振り返った田中学騎手。

 

「名古屋大賞典を目指したい」と今後のプランを掲げた橋本忠明調教師。

 

年度代表馬の強さを改めて示したジンギ。遠征して強豪との対戦に胸が躍る。

 

写真:齋藤寿一

 

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