兵庫GC2020フォトレポート
2020年10月13日
今年から全国交流に生まれ変わった『第4回兵庫ゴールドカップ』が行われ、3番人気のエイシンエンジョイが逃げ切って優勝。今年の重賞3勝目、通算5勝目のタイトルを獲得した。騎乗した吉原寛人騎手(金沢)は兵庫重賞3勝目。管理する橋本忠明調教師は、2週連続の重賞制覇で今年7勝目の重賞勝ち。通算26勝目となった。

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◆出走馬

①エイシンエンジョイ 吉原寛人騎手(金沢) 3番人気

②ミカエルシチー 松木大地騎手(吉村智洋騎手からの乗り替わり) 5番人気

③ペリステライト 大柿一真騎手 12番人気

④ブラックジョー(浦和) 川原正一騎手 4番人気

⑤エッシャー(浦和) 保園翔也騎手 8番人気

⑥ナムラムート 下原理騎手 1番人気

⑦アザワク(北海道) 桑村真明騎手 2番人気

⑧ナチュラリー 笹田知宏騎手 7番人気

⑨プリモジョーカー(川崎) 町田直樹騎手 10番人気

⑩マリター 田中学騎手 6番人気

⑪タガノラガッツォ 鴨宮祥行騎手(大山真吾騎手からの乗り替わり) 11番人気

⑫スリラーインマリラ(高知) 赤岡修次騎手 9番人気

ハイペース必至の快速揃い。好スタートを決めたのは3連覇を狙ったナチュラリー。

しかし北海道のアザワクがダッシュでリード。先手を奪って1コーナーを迎える。

ところがスピードが勝る余り、外側へ逸走…。数頭が不利を受けた。

内をぴったり回ったエイシンエンジョイが労せずハナを奪った。

2番手に1番人気のナムラムートになり、橋本厩舎の2頭がレースを引っ張る。

ブラックジョーカー、タガノラガッツォ、マリターなどが追い上げる。

直線に向いても脚色が鈍らないエイシンエンジョイ。逆にナムラムートは伸びきれない。

そこへタガノラガッツォが追い上げ2番手に。マリターが3番手まで脚を伸ばす。

ブラックジョーがそのあとに続き、ナムラムートは5着に沈んだ。

エイシンエンジョイが1番枠を活かし逃げ切り勝ち。大山騎手からの急遽の乗り替わりだった鴨宮騎手のタガノラガッツォが2着に食い込んだ。

1コーナーの混乱に「みんなケガがなくて良かったです」とまず他陣営を気遣った吉原騎手はさすがだ。

「まだまだ成長しています」と愛馬を讃えた橋本忠明調教師。ナムラムートの5着敗戦に関しては「道悪が合わなかったのだろうと思います」と分析した。

今年の重賞3勝目。最優秀短距離馬の称号も見えてきたエイシンエンジョイ。このあとの短距離戦線での活躍に注目が集まる。
写真:齋藤寿一
姫山菊花賞2020フォトレポート
2020年10月6日
JBC指定競走、全国交流の『第60回姫山菊花賞』が行われ、4番人気のエイシンニシパが快勝した。同馬はこれで通算11勝目の重賞タイトルとなった。騎乗した吉村智洋騎手は2週連続重賞制覇で、兵庫重賞3連勝となった。通算では重賞25勝目。管理する橋本忠明調教師は、同レース3度目の勝利となり、通算25勝目の重賞制覇。

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◆出走馬

①エイシンニシパ 吉村智洋騎手 4番人気

②ストーンリバー 渡瀬和幸騎手 9番人気

③アーチデューク 10番人気

④マイタイザン 杉浦健太騎手 7番人気

⑤タガノヴェリテ 笹田知宏騎手 8番人気

⑥センチュリオン(浦和) 保園翔也騎手(浦和) 2番人気

⑦ジンギ 赤岡修次騎手(高知) 1番人気

⑧マイフォルテ 大山真吾騎手 5番人気

⑨オルオル(笠松) 藤原幹生騎手(笠松) 11番人気

⑩タガノジーニアス 下原理騎手 3番人気

⑪ジョースターライト 川原正一騎手 6番人気

今回も抜群のスタートを決めたのがマイタイザン。

ジンギも好発を決めて2番手に。そこへジョースターライトが並びかける。

エイシンニシパが好位の内で脚をためる。その外にタガノジーニアス。

センチュリオンは中団のポジション。マイフォルテは例によって最後方。

マイタイザンの軽快な逃げで、よどみない流れに。

3コーナーではジンギが先頭に並びかける。センチュリオンは4、5番手に進出。

エイシンニシパは十分脚をため、直線勝負の構えに。

直線で抜け出したジンギ。しかしそこへすかさずエイシンニシパが並びかける。

そしてあっさり抜け出して行く!

ジンギの内からセンチュリオン、外からマイフォルテが接近。

その2番手争いを尻目に、エイシンニシパが2馬身半差をつけて快勝した!

ジンギが2着を死守、センチュリオンが3着に。最後方から追い込んだマイフォルテは4着だった。

会心の勝利に喜ぶ吉村智洋騎手。

「この時季からもっと走るようになりますから、このあとが楽しみです」

7歳になったが元気いっぱいのエイシンニシパ。兵庫のサラブレッド記録となる重賞12勝まであと1勝と迫った。この後控える12月の『園田金盃』、年明けの『新春賞』で記録達成なるか注目される。
写真:齋藤寿一
10月号更新、小歓声が競馬場に戻る、コラム
2020年10月1日
10月号更新しました。
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クローズアップ:競馬場入場再開
タイトル:小歓声が競馬場に戻る ~入場再開に向けて~
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コラム:青木るえか
タイトル:スマホで買えばレースで勝てるようになるのか?
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園田PC2020フォトレポート
2020年09月28日
2歳牝馬の重賞『第22回 園田プリンセスカップ』が行われ、ホッカイドウ競馬(道営)からの遠征馬ラジアントエンティが1番人気に応えて優勝。同馬にとって3勝目となり、嬉しい初受賞制覇となった。管理する角川秀樹調教師は、2017年に続く、同レース2度目の優勝。騎乗していた兵庫の吉村智洋騎手は、同レース3勝目。通算24勝目の重賞タイトルを獲得した。

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◆出走馬

①アイルビーゼア 田中学騎手 2番人気

②ラストスタンド(道営) 赤岡修次騎手(高知) 5番人気

③ラジアントエンティ(道営) 吉村智洋騎手 1人気

④ラブリーテン 岡部誠騎手(名古屋) 9人気

⑤オンドレースンドレ 石堂響騎手 11番人気

⑥ラブリンインパクト 杉浦健太騎手 10番人気

⑦フセノチェリー 下原理騎手 6人気

⑧ミュークマロン 大山真吾騎手 12番人気

⑨デスブロー(道営) 川原正一騎手 3番人気

⑩マイハンプス(道営) 松井伸也騎手 4番人気

⑪ラティ 永森大智騎手 8番人気

⑫ユナチャン 松木大地騎手 7番人気

スタートを決めた1番人気のラジアントエンティがハナを奪った。

デスブローとマイハンプスが2番手、3番手手に。

地元の期待馬アイルビーゼアは4番手の内側に、フセノチェリーは中団からレースを進める格好となった。

速い流れを作るラジアントエンティに、デスブローついていけなくなり後退。

マイハンプスと内でロスなく立ち回ったアイルビーゼアが2番手争いを繰り広げる。

直線に入ってさらにリードを広げるラジアントエンティ。

2番手にはアイルビーゼア、マイハンプスは3番手に。追い上げたフセノチェリーは4番手止まり。

ラジアントエンティが最後は5馬身の差をつけて圧勝した。

ホッカイドウ勢の力量を見せつけられた。

騎乗した吉村智洋騎手は「力は5分ぐらいしか力を出していない」と同馬の奥の深さを感じていた。

写真:齋藤寿一