兵庫SQ賞2020フォトレポート
2020年07月28日
『兵庫サマークイーン賞』が行われ、4番人気の地元馬エイシンセラード逃げ切って優勝!重賞初制覇を成し遂げた。管理する橋本忠明調教師にとって、今年の4勝目となる重賞勝ち。通算では23勝目。そして、この日は師の誕生日で、嬉しいバースデーWinとなった。騎乗した田中学騎手は、1年ぶりの重賞勝ち。通算では54勝目の重賞タイトルとなった。
レース結果はコチラ

◆出走馬

①クレイジーアクセル(大井) 吉原寛人騎手(金沢) 1番人気

②ガレットショコラ 長谷部駿弥騎手 5番人気

③カリテスグレース 大山真吾騎手 10番人気

④エイシンセラード 田中学騎手 4番人気

⑤ヴィクトアリー(笠松) 渡邊達也騎手 6番人気

⑥アッキー(川崎) 中田貴士騎手 2番人気

⑦ガロ 大柿一真騎手 12番人気

⑧クイントゥープル 松木大地騎手 11番人気

⑨エイシンテースティ 下原理騎手 7番人気

⑩ステップシュート 広瀬航騎手 8番人気

⑪ジェッシージェニー(大井) 藤田凌騎手 3番人気

⑫チャービル 永井孝典騎手 9番人気

注目されたスタートは…。

断然人気のクレイジーアクセルがまさかの出遅れ…。

逃げると思われていた有力馬が後方となり反乱の幕開け。

逆に好スタートを決めたエイシンセラードがハナを奪う。

笠松のヴィクトアリーが2番手、ガレットショコラが3番手。

六甲盃勝ち馬のアッキーが4番手。ジェッシージェニーは中団。

クレイジーアクセルはポツンと置かれて最後方から。

良いペースに持ち込んだエイシンセラードが悠々と先頭。

雨の影響で馬場が軽くなり、前の各馬が有利な状態に。

後続各馬がなかなか追い上げられない展開。

直線に向いて突き放すエイシンセラード。

ヴィクトアリーとガレットショコラが熾烈な2番手争いを演じる。

クレイジーアクセルがようやく追い込むがまだ中団。

最後は3馬身の差をつけてエイシンセラードが優勝。

重賞初制覇を飾った。2着はヴィクトアリーがしぶとく粘り、ガレットショコラは重賞初挑戦で3着と健闘。アッキーが4着、クレイジーアクセルは5着まで追い上げるのが精一杯だった。

田中学騎手は重賞54勝目。意外にも1年ぶりの重賞勝ち。

橋本忠明調教師はこの日が44歳の誕生日。嬉しいバースデーWinとなった。

エイシンセラード(牝5・橋本忠明厩舎)
16戦6勝(兵庫2戦1勝)
重賞初制覇

次走は8月18日の『読売レディス杯』(金沢競馬場・1500m)を目標に仕上げられていく予定。
写真:齋藤寿一
7月号更新、碇 清次郎 調教師インタビュー、コラム
2020年07月3日
7月号更新しました。
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クローズアップ:碇 清次郎 調教師
タイトル:じっくり熟成を重ねダービートレーナーに
>CLOSE UPはコチラから
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コラム:乗峯栄一
タイトル:不思議なこと
>コラムはコチラから
園田FCスプリント2020フォトレポート
2020年06月29日
第10回目となった『園田FCスプリント』(820m)が行われ、1番人気に支持されたエイシンエンジョイが逃げ切って優勝。同馬にとって4度目の重賞制覇となった。騎乗した下原理騎手は、同レース連覇達成で、4度目の制覇。通算では68勝目のタイトルで、木村健騎手(現調教師)が持つ兵庫記録(地方のみ)の70勝にあと2勝と迫った。管理する橋本忠明調教師は通算22勝目の重賞勝ちとなった。

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◆出走馬

①コウエイタケル 9番人気
鴨宮祥行騎手

②ケンキャクハーバー(高知) 7番人気
松木大地騎手

③マコトパパヴェロ 8番人気
山田雄大騎手

④コンドルヒデオ 4番人気
吉村智洋騎手

⑤メイショウタイシ 12番人気
中田貴士騎手

⑥ダノングッド(高知) 2番人気
吉原寛人騎手(金沢)

⑦エイシンエンジョイ 1番人気
下原理騎手

⑧キザシ 5番人気
大柿一真騎手

⑨ナリタサウス 11番人気
杉浦健太騎手

⑩マコトジェムチュク 10番人気
井上幹太騎手

⑪スリングショット 3番人気
田中学騎手

⑫エレスチャル 6番人気
広瀬航騎手

1番人気のエイシンエンジョイが抜群のスタートを切る!

立ち遅れたのはコウエイタケル。

ダノングッドも後方からのレースとなった。

コンドルヒデオが3コーナーで2番手、その後ろにスリングショット。

直線に向いて突き放すエイシンエンジョイ。

セーフティリードかと思われたが…

ダノングッドが猛然と追い込む!

しかし、最後はクビ差で振り切ってエイシンエンジョイが逃げ切った!

昨年2着の雪辱を果たす勝利となった。

下原騎手は同レース連覇で、通算4度目の優勝という相性の良さを示した。

橋本師は「連戦で頑張ってくれていたので、夏場は休養に充てます」とのこと。

秋は9月の『園田チャレンジカップ』に向けて調整されていくとのことで、同レースの連覇を懸けて臨むことになる。

昨年のスプリント王ナチュラリーとの対戦が今から楽しみだ。
写真:齋藤寿一
兵庫ダービー2020フォトレポート
2020年06月15日
第21回『兵庫ダービー』は無観客、雨中決戦で行われた。勝ったのは7番人気の伏兵ディアタイザン、好スタートからハナを奪い鮮やかに逃げ切って重賞初制覇をダービーという大舞台で決めた。騎乗した杉浦健太騎手は5度目のダービー挑戦で、ダービージョッキの仲間入りを果たした。管理する碇清次郎調教師も初制覇となり、ダービートレーナーに輝いた。
レース結果はコチラ
◆出走馬

①ジェッティー 11番人気
小谷周平騎手

②トライバルキング 6番人気
広瀬航騎手

③カトゥール 10番人気
中田貴士騎手

④マルマルマル 12番人気
田村直也騎手

⑤キクノナナ 5番人気
田中学騎手

⑥ドバイキャンドル 8番人気
松木大地騎手

⑦ディアタイザン 7番人気
杉浦健太騎手

⑧ガミラスジャクソン 4番人気
鴨宮祥行騎手

⑨ステラモナーク 1番人気
下原理騎手

⑩レッドシャリオン 9番人気
笹田知宏騎手

⑪イチライジン 2番人気
吉村智洋騎手

⑫ピスハンド 3番人気
大山真吾騎手

抜群のスタートを決めたのはディアタイザン!

1番人気のステラモナークはすんなり控えて2番手から。

ピスハンドが3番手。ガミラスジャクソンは好位の一角。

スタートで後手に回ったイチライジンは後方から2頭目の位置でレースを進める。

若干行きたがる面を見せていたステラモナークも折り合いはついた。

隊列はほとんど変わらず向正面に入って行く。

3角手前で前の2頭がペースアップ。

ディアタイザンに並びかけるステラモナークは息を入れる余裕が窺えた。

ところが、直線に入ってもしぶとく粘るディアタイザン。

ピスハンドが3番を粘るところへ、イチライジンが追い込んでくる。

詰め寄るステラモナーク。

それでも1/2馬身差で粘り通したディアタイザンが今年の兵庫ダービー馬に輝いた。ステラモナークも3着に5馬身の差をつけていて、2番手からの競馬でも力は示した格好だ。3着にはイチライジンの追い込みが届いた。

1着賞金2000万円となった記念すべき『兵庫ダービー』で、杉浦騎手は念願のダービージョッキーに輝いた。

碇調教師にとっても嬉しいダービー初制覇となった。
全国各地で無観客、無歓声のダービーが行われている。こんなことは今年限りで十分だ。
写真:齋藤寿一