令和元年度優秀競走馬
2020年01月7日
令和元年度優秀馬選考会が行われ、選考委員14名の投票でそれぞれの最優秀馬を選出。その中から代表馬を決定した。
選考結果は次の通り。
※年齢表記は昨年のもの
※戦績は、昨年の兵庫在籍時のもの
◆年度代表馬 最優秀4歳以上中長距離馬
タガノゴールド(牡8・新子雅司厩舎)
馬主:八木秀之氏
戦績:10戦【5-2-1-2】
重賞成績
六甲盃(3月、6月と連覇) 1着
イヌワシ賞(金沢) 1着
北國王冠 1着
園田金盃 1着
◆最優秀2歳馬
エキサイター(牡2・長南和宏厩舎)
馬主:大嶋晃一氏
戦績:8戦【5-0-1-2】
重賞成績
兵庫若駒賞 1着
◆最優秀3歳馬
バンローズキングス(牡3・松平幸秀厩舎)
馬主:福山清二氏
戦績:13戦【4-2-3-4】
重賞成績
兵庫ダービー 1着
園田オータムトロフィー 2着
兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ) 3着
MRO金賞(金沢)、ダービーGP(盛岡) 3着
◆最優秀4歳以上短距離馬
ナチュラリー(牡5・新子雅司厩舎)
馬主:渡部賢治氏
戦績:9戦【5-1-0-3】
重賞成績
園田ウインターカップ 1着
兵庫ゴールドカップ 1着
◆最優秀牝馬
リリコ(牝3・田中範雄厩舎)
馬主:森本悳男氏
戦績:14戦【4-3-4-3】
重賞成績
クイーンカップ(笠松) 1着
園田QS、若草賞(笠松)、東海QC(名古屋) 2着
スプリングC、のじぎく賞、高知優駿(高知)、西日本ダービー 3着
◆特別優秀馬
イルティモーネ(セ6・小牧毅厩舎)
馬主:藤田孟司氏
戦績:13戦【4-5-1-3】
重賞成績
兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ) 2着
兵庫ゴールドカップ 2着
エイシンニシパ(牡6・橋本忠明厩舎)
馬主:平井宏承氏
戦績:7戦【3-1-0-3】
重賞成績
新春賞 1着
はがくれ大賞典(佐賀) 1着
兵庫大賞典 1着
※表彰式は関係者のみでスタンド2階SKNプレイスで行う(後刻映像配信)
写真:斎藤寿一
新春賞2020フォトレポート
2020年01月5日
新春恒例のハンデ重賞『新春賞』が行われ、1番人気に支持されたエイシンニシパが3番手から抜け出し快勝。トップハンデの58kgをものともせず3馬身差をつけて連覇達成。そして都合3度目の同レース制覇。さらに通算10勝目の重賞勝ちとなった。騎乗した吉村騎手も連覇で、同レース4度目の優勝。通算では20勝目の重賞。管理する田中範雄調教師はこのレース、実に8度目の優勝。通算58勝目のタイトルとなった。
レース結果はコチラ>>>
◆出走馬
新春賞 最終オッズ |
枠 |
馬 |
馬 名 |
所属 |
年齢 |
負担
重量 |
騎手 |
馬体重 |
前走差 |
変更
情報 |
単勝式
オッズ |
複勝式
オッズ |
1 |
1 |
メイショウオオゼキ |
兵庫 |
セン 10 |
56.0 |
笹田知 |
497 |
0 |
|
37.4 |
3.9-7.1 |
2 |
2 |
スリーピーアイ |
兵庫 |
牡 6 |
54.0 |
竹村達 |
478 |
6 |
|
231.5 |
19.0-36.2 |
3 |
3 |
コスモヴァーズ |
兵庫 |
牡 6 |
54.0 |
山田雄 |
457 |
3 |
|
16.8 |
3.5-6.4 |
4 |
4 |
オオオヤブン |
兵庫 |
牡 6 |
55.0 |
下原理 |
487 |
2 |
|
3.0 |
1.2-1.6 |
5 |
5 |
アリオンダンス |
兵庫 |
牡 7 |
54.0 |
川原正 |
480 |
-4 |
|
83.5 |
8.7-16.4 |
6 |
エイシンニシパ |
兵庫 |
牡 7 |
58.0 |
吉村智 |
516 |
8 |
|
2.8 |
1.1-1.5 |
6 |
7 |
ナリタミニスター |
兵庫 |
牡 5 |
54.0 |
大山真 |
448 |
4 |
|
12.8 |
2.0-3.5 |
8 |
タガノヴェリテ |
兵庫 |
セン 8 |
56.0 |
松木大 |
480 |
-1 |
|
20.4 |
3.1-5.7 |
7 |
9 |
カリテスグレース |
兵庫 |
牝 8 |
54.0 |
板野央 |
504 |
-2 |
|
50.0 |
4.0-7.3 |
10 |
クイントゥープル |
兵庫 |
牝 6 |
53.0 |
鴨宮祥 |
450 |
-3 |
|
146.4 |
13.5-25.6 |
8 |
11 |
マコトタリスマン |
兵庫 |
牡 6 |
56.0 |
廣瀬航 |
480 |
-6 |
騎手変更 |
5.0 |
1.4-2.4 |
12 |
マイタイザン |
兵庫 |
牡 7 |
57.0 |
杉浦健 |
541 |
7 |
|
8.4 |
2.4-4.1 |
|
|
|
①メイショウオオゼキ
②スリーピーアイ
③コスモヴァーズ
④オオオヤブン
⑤アリオンダンス
⑥エイシンニシパ
⑦ナリタミニスター
⑧タガノヴェリテ
⑨カリテスグレース
⑩クイントゥープル
⑪マコトタリスマン
⑫マイタイザン
いつものように好スタートを切ったマイタイザンがハナを奪う。
田中騎手から乗り替わった広瀬騎手の騎乗でマコトタリスマンが2番手。
少し離れた3番手のインにエイシンニシパがつけた。
オオオヤブンは5番手、その後ろにタガノヴェリテ、メイショウオオゼキと新子厩舎3頭が続いた。
マイタイザンはペースを緩めることなく突き進む。
4コーナー手前で2番手に押し上げるエイシンニシパ。
直線に向いて、58kgを背負いながらエイシンニシパが突き抜ける!
2着争いは、内で粘るマイタイザン。ここへメイショウオオゼキ迫ってくる。
オオオヤブン、マコトタリスマンはそのあととなった。
最後は3馬身で快勝のエイシンニシパ。2着はしぶとくマイタイザンが粘った。
2019年の重賞を締めくくった吉村騎手が、2020年の幕開け重賞も制した。
会心の勝利だった吉村騎手とエイシンニシパ。
「前走が早めに動いて負けていたので…」と金盃の悔しさを晴らす快勝劇だった。
通算10勝目のタイトルを得たエイシンニシパ。これで5年連続重賞勝ちを記録。7歳になってさらに強さに磨きがかかっている。
写真:斎藤寿一
園田ジュニアカップ2019フォトレポート
2020年01月1日
年末恒例、2歳王者決定戦『園田ジュニアカップ』は、4番人気の伏兵イチライジンが3番手から抜け出して快勝!デビュー6戦目で3勝目。重賞は初制覇となった。騎乗した吉村智洋騎手は同レースは初制覇で、通算20勝目の重賞勝ち。管理する田中範雄調教師は、実に同レースは8勝目の制覇となり、通算では58勝目となった。
レース結果はコチラ>>>
◆出走馬
10R 単勝式・複勝式オッズ 最終オッズ |
枠 |
馬 |
馬 名 |
所属 |
年齢 |
負担
重量 |
騎手 |
馬体重 |
前走差 |
変更
情報 |
単勝式
オッズ |
複勝式
オッズ |
1 |
1 |
リュウノブルック |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
山田雄 |
463 |
-3 |
|
83.9 |
12.5-24.7 |
2 |
2 |
キクノウィング |
兵庫 |
牝 2 |
54.0 |
廣瀬航 |
415 |
2 |
|
72.8 |
11.1-21.8 |
3 |
3 |
エイユーキャッスル |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
岡部誠 |
472 |
-9 |
|
2.7 |
1.0-1.3 |
4 |
4 |
ニコラスタッカート |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
竹村達 |
491 |
-3 |
|
383.3 |
42.8-84.7 |
5 |
5 |
オーロラフェアリー |
兵庫 |
牝 2 |
54.0 |
田野豊 |
419 |
5 |
|
304.7 |
17.8-35.1 |
6 |
コスモピオニール |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
田中学 |
477 |
0 |
|
11.3 |
2.2-3.9 |
6 |
7 |
ディアタイザン |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
杉浦健 |
489 |
4 |
|
4.1 |
1.3-2.1 |
8 |
イチライジン |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
吉村智 |
481 |
-1 |
|
7.3 |
1.7-2.9 |
7 |
9 |
ビナアルファ |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
松木大 |
489 |
0 |
|
84.5 |
6.6-12.7 |
10 |
エムティミーナ |
兵庫 |
牝 2 |
54.0 |
下原理 |
442 |
1 |
|
37.5 |
4.3-8.2 |
8 |
11 |
ガミラスジャクソン |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
鴨宮祥 |
458 |
-1 |
|
22.9 |
2.9-5.3 |
12 |
ピスハンド |
兵庫 |
牡 2 |
55.0 |
大山真 |
467 |
2 |
|
3.2 |
1.2-1.8 |
|
|
|
①リュウノブルック
②キクノウイング
③エイユーキャッスル
④ニコラスタッカート
⑤オーロラフェアリー
⑥コスモピオニール
⑦ディアタイザン
⑧イチライジン
⑨ビナアルファ
⑩エムティミーナ
⑪ガミラスジャクソン
⑫ピスハンド
好スタートを切ったのは8番人気のキクノウイング。断然前有利の馬場でハナを奪い切った。
ディアタイザンは先手を取れず2番手、ピスハンド(2番人気)は3番手の外側。
3番手のインに潜り込んだのがイチライジン。一番人気のエイユーキャッスルは後方からのレースとなった。
レースは淀みなく流れていく。
勝負どころの3コーナーでは、イチライジンが抜群の手応えで前を睨む。
案の定、直線では弾けるように突き抜けた。
2番手は逃げていたキクノウイングがしぶとく粘る。
3番手には後方にいたコスモピオニールが追い上げてくる。
それらを尻目に7馬身の差をつけて余裕のゴールとなったイチライジン。
年間勝利数の兵庫県記録を塗り替えた吉村騎手が、今年の最後を重賞勝ちで締めくくった。
「(3番手の内を)取れた時点で勝ったと思いました。理想通りのポジションで、想像通りの走りでした」と振り返った。
吉村騎手は334勝目で今年を終えた。管理する田中範雄調教師は、これが地方通算1988勝目。前人未到の2000勝が目の前だ。
写真:斎藤寿一
兵庫ゴールドトロフィー2019フォトレポート
2020年01月1日
第19回『兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ)』が行われ、1番人気のデュープロセスが逃げ切って優勝。今年もJRA馬の制覇で幕を閉じた。同馬にとっては初重賞制覇。騎乗した北村友一騎手、管理する安田隆行調教師はともに兵庫のグレードレースは初制覇となった。
レース結果はコチラ>>>
◆出走馬
兵庫ゴールドトロフィー 最終オッズ |
枠 |
馬 |
馬 名 |
所属 |
年齢 |
負担
重量 |
騎手 |
馬体重 |
前走差 |
変更
情報 |
単勝式
オッズ |
複勝式
オッズ |
1 |
1 |
ラブバレット |
川崎 |
牡 8 |
55.0 |
山本聡 |
487 |
13 |
|
16.8 |
2.3-4.5 |
2 |
2 |
ナチュラリー |
兵庫 |
牡 5 |
53.0 |
笹田知 |
500 |
12 |
|
38.6 |
3.8-7.8 |
3 |
3 |
デュープロセス |
JRA |
牡 3 |
56.0 |
北村友 |
478 |
4 |
|
2.0 |
1.0-1.3 |
4 |
4 |
キヨマサ |
兵庫 |
牡 7 |
51.0 |
川原正 |
481 |
4 |
|
191.1 |
9.7-20.9 |
5 |
5 |
ブラゾンドゥリス |
兵庫 |
セン 7 |
56.0 |
田中学 |
503 |
2 |
|
199.7 |
16.8-36.3 |
6 |
6 |
テーオーエナジー |
JRA |
牡 4 |
57.0 |
岩田康 |
513 |
-3 |
|
4.9 |
1.3-2.2 |
7 |
イルティモーネ |
兵庫 |
セン 6 |
52.0 |
下原理 |
443 |
2 |
|
77.1 |
5.4-11.5 |
7 |
8 |
ノボバカラ |
JRA |
牡 7 |
57.0 |
吉村智 |
520 |
13 |
|
3.2 |
1.1-1.5 |
9 |
サクラレグナム |
高知 |
牡 10 |
53.0 |
赤岡修 |
520 |
-2 |
|
85.7 |
4.3-8.9 |
8 |
10 |
ランスオブプラーナ |
JRA |
牡 3 |
56.0 |
松山弘 |
465 |
5 |
|
9.0 |
1.9-3.6 |
11 |
ハヤブサマカオー |
大井 |
牡 4 |
54.0 |
佐藤友 |
464 |
-10 |
|
70.1 |
4.7-9.8 |
|
|
|
①ラブバレット(川崎)
②ナチュラリー
③デュープロセス(JRA)
④キヨマサ
⑤ブラゾンドゥリス
⑥テーオーエナジー
⑦イルティモーネ
⑧ノボバカラ
⑨サクラレグナム(高知)
⑩ランスオブプラーナ(JRA)
⑪ハヤブサマカオー(大井)
スタートを決めた地元のナチュラリーがハナを奪いに行く!
ところが、他の各馬も前に殺到して、速い流れに。
結局、ハナ争いに決着をつけたのはデュープロセスだった。
2番人気のノボバカラは中団からとなり、3番人気テーオーエナジーは5番手を進んだ。
速い流れは2番手以下の各馬を脱落させていく。
3コーナー手前でテーオーエナジーが仕掛けて前へと押し上げる。
デュープロセスが先頭のまま直線を迎えた。
高知のサクラレグナム4コーナー手前で進出して、2番手グールプヘ。
そこへ直線でものすごい脚で迫って2着に食い込んだのがイルティモーネだった。
差し馬の流れになりながら、それでもデュープロセスが粘り切って力を示した。
第1回から続くJRAの勝利を今年も阻むことができなかった。
それにしても地方ダートは初参戦で、しかもあの速い流れを粘り切るのだから、デュープロセスは強い。今後のダートグレード戦線では中核を担う存在となりそうだ。
写真:斎藤寿一