10月号更新、飯田良弘調教師インタビュー、等
2017年10月1日
10月号更新しました。(1日8:00)
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クローズアップ 飯田 良弘 調教師
タイトル:”Going my way”の先にあるもの。
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コラム 青木るえか
タイトル:ずっといるような気がしてたよ。
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2017年09月23日
第19回目を迎えた『園田プリンセスカップ』(9月21日・園田1400m)はホッカイドウ競馬から遠征馬サラヒメ(3番人気)が2番手から抜け出して快勝。管理する角川秀樹調教師は兵庫の重賞は初制覇。騎乗した兵庫の吉村智洋騎手は重賞9勝目となった。
◆出走馬
ホッカイドウから4頭の遠征馬、大井からも1頭と強力な布陣の遠征勢となったが、地元馬でデビューから3連勝中のセイヴァーベナが1番人気の支持を受けた。
小柄ながらもまとまりのある馬体で、頭をグッと下げる沈み込むような走法が素晴らしく、素質の高さを窺わせるレースを披露して来た。
地元の中では間違いなく抜けた存在で、他場の馬を相手にしてもヒケはとらないというのが兵庫関係者の下馬評だった。ファンもそれを後押しした。
ホッカイドウ勢の中で注目されたのは2連勝中のサラヒメ。4戦2勝2着1回3着1回の戦績で、スピードがあり安定感もある。
同じく2勝を挙げているバモスは今回が9戦目と豊富なキャリアを持つ。あとの2頭は1勝馬で、全体的に一線級とは言いがたいメンバー。
大井からの遠征馬アクアレジーナも若さを残しながら2戦1勝。ホッカイドウ勢の全馬が勝利距離が1000mだということもあり、1400mで結果を残している同馬が2番人気に支持されることになった。
1番枠を引き当てたセイヴァーベナは包まれる展開を嫌って、ハナを奪う作戦に出た。
しかしサラヒメをさすがに速く、隊列が決まるまでに思った以上に脚を使わされてしまう。
結局、サラヒメは2番手に控える形をとった。3番手にエグジビッツ、4番手にシンキングタイムとホッカイドウ勢が好位を固める。バモス、ミネオラチャンは中団に位置し、アクアレジーナは後方待機策となった。
ペースは淀みなく流れて向正面に入る。
軽快に逃げているように見えたセイヴァーベナだったが、勝ち馬となるサラヒメにピッタリマークされる形に息が入れられず、3コーナー付近で2番手に後退してしまう。
「ちょっとペースが速いかなとも思ったんですが、自分の馬の力を信じて乗りました。抜け出してから遊ぶぐらいの余裕があったので、これなら大丈夫かなと思いました」と鞍上の吉村騎手。早々と抜け出して4コーナーを迎えて行く。
ついて行けなくなったセイヴァーベナは完全に勝負圏内から脱落。シンキングタイムとエグジビッツの2番手争いとなり、そこへ地元のトゥリパとエンジェルアイドル、ミネオラチャン、シャインジークと中団以降の各馬がどっと押し寄せた。
ハイペースで逃げ馬を潰しながら、さらに後続を突き放していくサラヒメ。最後は3馬身の差をつけて完勝して見せた。
2着にシンキングタイム。前日に左手親指の爪をはがすケガを負った川原騎手だったが、さすがのベテランは苦にせず好走を見せた。
3着に人気薄のエグジビッツが粘り、ホッカイドウ勢が下馬評を覆して3着までを独占した。地元馬最先着はしんがり人気だったシャインジークの4着。5着に9番人気のエンジェルアイドルが食い込んだ。
アクアレジーナは見せ場なく6着の入線。7着のトゥリパは直線の入り口で躓いたのが痛かった。それがなければ3着争いには加われていたかも知れない。ミネオラチャンは直線で伸びを欠き8着だった。
1番人気のセイヴァーベナは9着に沈んだ。走法からは距離が伸びた方がいいのかも知れない。息の詰まるスピード勝負に完全に巻き込まれて本来の力を発揮できなかった。今後の巻き返しに期待したい。
勝ったサラヒメは3連勝で初の重賞タイトルを手にし、『GRANDAME-JAPAN』2歳シーズンの優勝候補に名乗りを挙げた。
依頼を受けて騎乗した吉村騎手は「呼ばれればどこでも飛んで行きます!」と勢い良くアピール。
パワフルでスタミナ十分なレースぶりは木村健の後継者の呼び声が高い。彼の果たした役割は確かに大きい。コンビ継続もあるか!?
写真:斎藤寿一
文:竹之上次男
2017年09月9日
9月7日、園田競馬場で全国2000勝以上の騎手の祭典、第26回ゴールデンジョッキーカップが行われました。
出場騎手は以下の通り。
戸崎圭太騎手(JRA)
内田博幸騎手(JRA)
福永祐一騎手(JRA)
五十嵐冬樹騎手(ホッカイドウ)
的場文男騎手(大井)
吉原寛人騎手(金沢)
岡部誠騎手(名古屋)
赤岡修次騎手(高知)
山口勲騎手(佐賀)
豪華メンバーが園田に集結!
初戦のファイティングジョッキー賞(1400m)の幕が開く!
岡部誠騎手が逃げて、内田博幸騎手が2番手。
3番手につけた山口勲騎手(タイトルリーフ)が抜け出す直線!
内田博幸騎手が2着を粘る。
快勝の山口勲騎手。3着には吉原寛人騎手が食い込んだ。
この大会で常に上位に顔を出す山口勲騎手。
3大会ぶりの優勝なるか!?
第2戦エキサイティングジョッキー賞(1230m)
的場文男騎手(ディナミック)が先手を奪う!
2番手に赤岡修次騎手のタイバーカット、3番手に戸崎圭太騎手の1番人気フランが続く。
直線は、一旦赤岡騎手が抜け出す!
内でしぶとく粘る的場騎手!
結果はハナ差で的場騎手が差し返して勝利!
騎手学校時代の同期、保利良次調教師の管理馬で勝利した的場文男騎手。
61歳のバースデーウィンを決めた!
遠方から駆けつけた的場ファンにサービス♪
同期の管理馬で勝ってご満悦の的場文男騎手。
この勝利で33年連続年間100勝という大偉業を成し遂げる。
さらに嬉しさ満開の保利良次調教師♪
この時点でポイントトップは3着、4着と手堅くまとめた吉原寛人騎手。
2ポイント差の2位に山口勲騎手、3位に的場文男騎手。
4位で並ぶ戸崎圭太騎手、赤岡修次騎手まで勝てば無条件で総合優勝が決まるという展開。
いよいよ最終戦、チャンピオンジョッキー賞がスタート!
後方にいた田中学騎手が騎乗するマイフォルテが、正面スタンド前で2番手まで押し上げる。
逃げ切れば的場文男騎手の優勝となるが…。
直線でマイフォルテが抜け出す!
トップの吉原騎手が既に後方に沈んで、ポイント6位の田中学騎手が勝てば優勝となる!
快勝!見事な逆転優勝で連覇達成!
古馬初対戦(B1クラス)で快勝したマイフォルテの今後が楽しみだ!
田中学騎手が大会史上初の2年連続総合優勝!
終わってみれば、表彰台は昨年とまったく同じ顔ぶれだった。
写真:斎藤寿一
2017年09月2日
第14回『園田チャレンジカップ』は、笠松からの遠征馬3頭を交えて11頭で争われ、断然人気のトウケイタイガーが4馬身差で逃げ切り快勝。今年だけで重賞4勝目を挙げた。騎乗した川原正一騎手は110勝目のタイトルゲット。管理する住吉調教師は重賞6勝目となった。
◆出走馬
②ドリームコンサート 大山真吾騎手 2番人気
③シーズアレインボー 吉村智洋騎手 7番人気
④トーコーポセイドン 田中学騎手 4番人気
⑤キクノフレヴァン(笠松) 竹村達也 10番人気
⑥アダムズアップル(笠松) 中田貴士 9番人気
⑦ハイジャ(笠松) 佐藤友則(笠松) 3番人気
⑧ケイアイホクトセイ 下原理 5番人気
⑩ユウキエナージー 杉浦健太 8番人気
⑪トウケイタイガー 川原正一 1番人気
5月の『かきつばた記念』でJRA勢を4馬身ちぎって快勝したトウケイタイガーにとって、力量は断然抜けていて、負ける要素が見当たらない。単勝1.0倍の元返しは当然と思われた。
スタートを決めてハナを奪った瞬間、勝負が決していた。
2番手に付けたのはシーズアレインボー。笠松のハイジャが3番手に付けて、2番人気のドリームコンサートは4番手のポジションとなった。
トウケイタイガーのマイペースは他の馬にとってはハイペース。シーズアレインボーは早々とついていけなくなり後退。替わってハイジャが2番手に上がる。
中団にいたユウキエナージーがマクるようにして進出を開始。3番手まで追い上げた。
この間、ドリームコンサートは反応が悪く伸びあぐねている。
持ったままで迎えた4コーナー。ハイジャが並びかけて来るのを確認して追い出した川原騎手、スッと突き放して直線を迎える。
あとは楽々と差を広げ、最後は4馬身差を付けてトウケイタイガーが逃げ切った。
2着のハイジャは3着馬に4馬身差。スピードが十分あり、しぶとさもある。今回は相手が悪かっただけで、今後も重賞戦線で活躍が大いに期待できる内容だった。
3着に粘ったのはユウキエナージー。得意のマクリ戦法が出たのは本調子を取り戻した証と言える。
ドリームコンサートは最後も伸びを欠き、良いところなく4着に敗れた。2月の『園田ウインターカップ』の内容からも、逆転は無理にせよ、他の馬には負けられない一戦だっただけに、不甲斐ないレースぶりとなった。
勝ったトウケイタイガーはこれで今年の重賞4勝目。ダートグレード勝ちもあり、兵庫県の年代表馬は確定的。次に狙うは地方競馬の代表馬。
このあとは11月3日の『JBCスプリント(JpnⅠ)』(大井競馬場・1200m)が目標となる。その前に同じ舞台の『東京盃(JpnⅡ)』(10月4日)があり、そこで腕試しをするのもいいかも知れない。
年末の『兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ)』で、同レース地方馬初勝利を目指すというのが陣営の大目標。
その前に、兵庫県馬初のジーワン制覇の夢へ向かう。
写真:斎藤寿一
文:竹之上次男