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騎手データ更新!

各騎手の詳細データ(昨年1年間の成績)を更新しています。

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園田競馬攻略にお役立てください!

スーパースプリント王はランドクイーン!

園田競馬場で最も短い距離で争われる重賞『園田FCスプリント』。820mの距離はテンの速さ較べ。ハナを奪い切ったランドクイーンがそのまま逃げ切り優勝。3年連続他地区の馬が制していたが、4年ぶりに地元馬の勝利となった。ランドクイーンは重賞初制覇。管理する盛本調教師は同レース初制覇で重賞4勝目。騎乗した下原騎手は、3年ぶり2度目の同レース制覇。通算41勝目の重賞Vとなった。
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スタートが命の820m戦。短距離を得意とする12頭が集結。3年連続勝利中の他地区からは、高知所属馬が2頭参戦。7連勝中のカッサイが1番人気に支持され、もう一頭のスクワドロンも実績を評価され、4番人気に支持された。

 

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①エイシンアクロン(3番人気) 川原正一騎手

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②エーシングリズリー(5番人気) 田中学騎手

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③ニホンカイセーラ(6番人気) 大山真吾騎手

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④エルウェーオージャ(11番人気) 笹田知宏騎手

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⑤ランドクイーン(2番人気) 下原理騎手

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⑥ニシノクラレット(12番人気) 大柿一真騎手

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⑦スクワドロン(4番人気) 木村健騎手

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⑧マークスマン(8番人気) 竹村達也騎手

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⑨アートオブタイム(9番人気) 松浦政宏騎手

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⑩カッサイ(1番人気) 永森大智騎手

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⑪エイシンホクトセイ(7番人気) 吉村智洋騎手

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⑫トウケイウルフ(10番人気) 杉浦健太騎手

いくら短距離が得意でも、このレースはテンの速さが重要。地元馬ではランドクイーンか、エイシンアクロンのハナ争いになるであろうと予想された。

蓋を開けてみると、やはりこの2頭のハナ争いとなる。そこへカッサイが加わり、3頭が上位を形成。そしてこのままこのままゴールを迎える。

つまり、スタートでレースが決まってしまうのである。これが820m戦だ。

スタートで後手に回ったスクワドロンは、この時点で終了してしまった。

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激しいハナ争いの決着はランドクイーンに軍配が上がった。内枠を利して攻めに攻めたエイシンアクロンだったが、ランドクイーンがスピードでは一枚上だった。

7連勝中のカッサイは、これまでの対戦レベルが低いと思われていたが、確かなスピードを披露した。

 

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結局、ハナを制したランドクイーンが逃げ切り、初の重賞タイトルを手にした。「スピードがあるのは分かっていたので、ゲートさえ決まればいい勝負になるかなと思っていました」と下原騎手。

その言葉通りスタートを決め、余勢で820mを押し切った。

 

2着にはカッサイ。「スタートの一完歩目は速くないんですけど…」と心配していた永森騎手だったが、ダッシュ力は見事。絶対的不利な状況で食い下がった内容は、実力を示すのに十分。今後の活躍も大いに期待できそうだ。

 

3着にエイシンアクロン。ハナ争いで後れをとったが、最後まで踏ん張った。4着に11番人気のエルウェーオージャが食い込んだ。今年は人気サイドで決着がついたが、このレースは人気薄の先行馬が粘り込み、度々好配当を演出してきた。もしこの馬が3着だったら、6万馬券になっていた。

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写真:斎藤寿一

文:竹之上次男

ノブタイザン、見事ダービーで復活!!

今年の『兵庫ダービー』は鮮やかな復活劇で幕を閉じた。昨年の『園田ジュニアカップ(以下園田JC)』の勝ち馬ノブタイザンが、大敗していた休み明け2走から一変、強烈な追い込みで他馬をごぼう抜き、世代の頂点に君臨した。同馬は重賞2勝目。管理する新井隆太調教師は初の同レース制覇で、重賞は2勝目。鞍上の木村健騎手は、ダービーを3年連続勝利で、この6年で5回目の制覇となった。

 

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レース結果はコチラ

 

地方競馬ダービーウイーク2016のトリを務める『兵庫ダービー』が6月16日、園田競馬場で行われた。

 

休み明け初戦で見せた最優秀2歳馬マイタイザンの10馬身差の圧勝劇に度肝を抜かれた。三冠戦の『菊水賞』、『兵庫チャンピオンシップ(以下兵庫CS)』をパスして臨むダービー一本勝負にファンも大きく支持した。

 

一方、三冠戦線で中心存在を担ったのがエイシンニシパ。『菊水賞』では1番人気に支持されて3着、『兵庫CS』では地方馬最先着の6着。打倒マイタイザンの旗頭となった。

 

前哨戦で同距離の1870mを逃げ切り、通算6勝目を挙げたハタノキセキが3番人気で続く。同馬も三冠戦線の中でもダービーに照準を絞ってローテンションが組まれた。

 

『菊水賞』でハナ差の2着に敗れて悔し涙をのんだタケマルビクターは、『兵庫CS』では出遅れて馬群に包まれ、まったくレースにならなかった。当然、巻き返しが十分ある。

 

ケンキャクハーバーは、折り合いに心境を見せ、距離延長にも対応できるように成長を遂げている。そこへ金沢の吉原寛人騎手が騎乗することになり、注目度も増した。

 

2歳最後の大一番『園田JC』を勝ったあと、放牧して臨んだ休み明け2走が大敗続きのノブタイザン。前走では5頭立てのしんがり負け。走り頃と言われる3走目でも、やはり疑問符が付き支持は薄かった。

 

キャリア最多24戦目のアサクサセーラ、南関移籍で鍛えた末脚が自慢の紅一点ナツ。2歳戦ではトップ集団に食い下がっていたブルーウィザード、前哨戦で末脚に懸け上がり最速で詰め寄ったトウケイヘイゾウなど伏兵も多士済々。なんといってもダービー。どの陣営も渾身の仕上げで大舞台を迎えていた。

 

あいにくの雨となった園田競馬場。馬場は重。良で行われた前週は逃げ馬天国だったが、当週はむしろ差し馬の台頭が目立っていた。先行各馬が人気を集めているだけに影響も大きい。

 

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抜群のスタートを切ったのは1番人気のマイタイザン。逆に立ち後れたのはジーニアスマアナ、ノブタイザンやトウケイヘイゾウ。最初のコーナーを注文通り先頭で迎えて杉浦騎手のマイタイザンがペースを握る。そこへ並びかけて来たのがエイシンニシパ。1、2番人気がレースを引っ張る形となった。

 

吉原騎手のケンキャクハーバーが3番手、ブルーウィザードがその後ろに控えて、アサクサセーラが5番手のポジション。大きく離れた中団にタケマルビクター、ハタノキセキ、モズバンブルビー。ナツは後方に控える競馬。ノブタイザンは後ろから3番手、ジーニアスマアナが続いて、最後方にトウケイヘイゾウ。

 

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この時点でかなり縦長の展開。やや速い流れを先行勢が作り出した。人気馬同士が相手に楽をさせまいと意識し合う流れ。道悪馬場も手伝ってペースがあまり落ちない。

 

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勝負と見たエイシンニシパの吉村騎手は、3コーナーでマイタイザンにピッタリ馬体を併せて行く。当然呼吸を置けるわけもなく、杉浦騎手も応じて人気馬2頭のせめぎ合いが4コーナーに至る。

 

一方、3番手以下の各馬も動きを見せていた。まず差を詰めて行ったのがタケマルビクター。無理なくジワッと先団めがけて脚を伸ばす。

 

ハタノキセキもこの動きに合わせて進出を開始する。アサクサセーラも懸命に食い下がる。ノブタイザンも追い出しにかかったが、なかなか素早い反応を見せられない。逆にナツがいい感じで前へと上がって行く。

 

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人気馬2頭が3番手以下に3馬身ほどの差をつけて4コーナーを迎えたが、終始プレッシャーをかけ合った人気馬同士の争いはさすがに堪える。先にマイタイザンが脱落してしまう…。それを尻目にエイシンニシパが堂々と抜け出して直線を迎えた。

 

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そこへ殺到する後続勢。距離に不安があり、最後の脚だけに懸けていたナツが迫って来る。タケマルビクターも満を持して並びかける、もつれる展開はお手の物のアサクサセーラも内を突いて伸びて来た。

 

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それでもマイタイザンを退けた余勢でエイシンニシパが粘り続ける。三冠最後で遂に戴冠なったかと思ったその瞬間、大外から放たれた矢がゴール前を突き抜けた。ノブタイザンだった。

 

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思えば、2歳戦を終えたときマイタイザンとノブタイザンはどちらが強いのか!?ダービーではどちらが勝つのか!?というのが話題となっていた。

 

ともに北海道の牧場に放牧されたが、臨戦過程において大きな差ができ、半年経って迎えたダービーでは対照的な人気になっていた。

 

結果としては、半年前にファンや関係者が思っていた通りになった。だから6番人気馬が勝っても「やっぱりか」というムードが漂った。

 

鞍上のオレンジ色の勝負服にも説得力があった。

 

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「スタートはいつも悪いんですがきょうも悪くて、良い位置を取りに行ったんですが行けなかったですね。正直一気に変わるとは思ってませんでしたが、前走で目一杯行ったのが良かったんでしょうね。最後は必死で、内外が離れていたこともあって、勝ったかどうかは分かりませんでした(笑)。(これまでのダービー制覇と比べても)めっちゃ嬉しいです!」と木村騎手は振り返り、5度目のダービージョッキーの味をかみしめた。

 

木村騎手

 

敗れながらもマイタイザンを自ら潰し、後続の追撃も必死でこらえての2着だから、エイシンニシパは強い内容。三冠戦線どのレースでも存在感を示したレースぶりは、世代を代表するに値する働きだった。もうタイトルは目の前にあり、古馬戦線での活躍を期待したい。

 

3着には最後方から直線だけに懸けたトウケイヘイゾウが食い込んだ。前走で今回のデモンストレーションをするような末脚だけの勝負。展開がハマったにしても、末脚は確かなものがある。この馬に初騎乗だった大山騎手は、2010年にもテン乗りで人気薄を2着に食い込ませ波乱を演出していた。

 

一瞬2番手に上がったナツは、最後は末脚が鈍って4着に。展開は向いていただけに、やはり距離が長かったか。距離短縮での切れ味復活は必至と見る。

 

5着のアサクサセーラは豊富なキャリアを活かした入着。これからも名脇役的な立場で注目を集めるだろう。もちろん、主役も狙ってもらいたい。

 

6着のタケマルビクターは伸びを欠いた直線を見ると、平均的に脚を使うより、スローの上がり勝負の方が向いているのかも知れない。

 

マイタイザンは結局7着…。逃げ馬として、1番人気馬として、レースの流れはしかたなかった。エイシンニシパにマークされる形は厳しのは確かだが、距離が長かったことも敗因のひとつに上げられるだろう。

 

折しも、この世代から1870mの施行レースがこれまで以上に増えていた。同距離を初めて使うのはマイタイザンを含めて3頭だけ。あとの各馬は経験済みだった。

 

去年を見ると1800m以上(他地区在籍時も含む)を使われていたのは12頭中6頭。そのうちの5頭が5着までを占めた。

 

今回の敗戦は残念だが、この経験は次に活きて来るだろうし、適距離を模索することにも繋がるだろう。いずれにしても、このまま終わる馬ではないことは、園田ファンなら誰しも思っている。

 

来年のダービーに向けて、前日(6月15日)に今年の新馬戦がスタートした。新種牡馬スマートファルコン産駒のハイブログが圧勝し、豊かな将来性を見せつけた。

 

今年もダービーが終わった。そして、楽しみな1年がまた始まった。

今週の木曜日はダービー!金曜ナイターはプロレスだぁ!!

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