クローズアップコーナーを更新しました!
2015年06月30日
【更新情報】クローズアップコーナーを更新しました!
今回は下原理騎手をクローズアップ。“ナイター男”の異名を持つほど、ナイターに強い下原騎手。その秘訣とは!?
2015年06月30日
【更新情報】クローズアップコーナーを更新しました!
今回は下原理騎手をクローズアップ。“ナイター男”の異名を持つほど、ナイターに強い下原騎手。その秘訣とは!?
2015年06月20日
地方競馬『スーパースプリントシリーズ』トライアル『園田FSスプリント』が6月18日、園田競馬場の最短実施距離820mで行われ、高知から参戦したサクラシャイニー(牡9・田中守厩舎)が快勝。西日本代表として、スプリント王決定戦『習志野きらっとスプリント』(船橋競馬場・1000m)に駒を進めた。
レース結果はコチラ。
スタートがカギとなるスーパースプリント戦。そのため、出遅れれば一巻の終わり。逆に好スタートでハナを奪うとそのまま逃げ切りもある。駆け引きなしの一瞬の勝負。それが820mの“瞬激戦”!
昨年の覇者、佐賀のエスワンプリンス、一昨年の覇者、高知のエプソムアーロン。昨年の『兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ)』で3着と好走したサクラシャイニーと、今年は例年以上の豪華な遠征馬ラインナップ。
迎え撃つ地元勢は、オープン4連勝中のマルトクスパート、速さは一番スマイルヴィジット。昨年5着のジェイフォース、中央ダート短距離戦で活躍したジャベリンとこちらもいつも以上の好メンバー。
1番人気はサクラシャイニー、2番人気にパルトクスパート、3番人気エプソムアーロン。そのあとエスワンプリンス、スマイルヴィジット、ジャベリン、ジェイフォースと続く。
大事な大事なスタート、人気馬の中では高知のエプソムアーロンがやや出遅れてしまう。この時点でかなりの不利。他の各馬はマズマズのスタートを決める。
素晴らしいダッシュを見せたのはエスワンプリンス。しかしそこに並んでマルトクスパートが抜け出してハナを奪って行く。
サクラシャイニーがスーッとこの圏内に迫っての3番手に。
結局はこの3頭で決まってしまう。つまり、スタートでレースが決まってしまうのが820m。
逃げるマルトクに並びかけるサクラ、追いすがるエスワン。この流れでゴールに向かうが、「3コーナーで息を入れられたので」と赤岡修次騎手が言ったように、あの速い流れの中に一呼吸おける余裕があったサクラシャイニーが抜け出して快勝。
逃げたマルトクスパートが2着を粘り、エスワンプリンスが3着。出遅れながら最後は地力で差を詰めたエプソムアーロンが4着に入線した。
勝ったサクラシャイニーは、西日本代表として『スーパースプリントシリーズ』の決勝となる『きらっとスプリント』へ向かうことになる。
同馬は昨年の『兵庫GT』で3着したように全国区の実力馬。高知のNo.1ホースであることを改めてアピールした。9歳馬ながらに、今後の更なる活躍を楽しみにさせる。
それにしても、2着のマルトクスパートに驚かされた。1400m戦でもオープンに入ると、ハナを奪うのに手こずらされていたので、到底820mではハナに立つのは難しいと思われていた。
それがダッシュ良く飛び出し、逃げると思われていたスマイルヴィジットのハナを制するのだから、ポテンシャルはかりのもの。まだ5歳。妹は今年『桜花賞』を勝ったレッツゴードンキ。血統的にもこれからますます注目を集めそう。
3着のエスワンプリンスは、決して万全ではない中での好走で、確かな実力は示した。4着のエプソムアーロンは、やはりスタートで後手に回ったのが響いた。ジェイフォースは昨年に続いて5着、ジャベリンが6着。ハナを奪えなかったスマイルヴィジットは7着に終わった。
注目された勝ち時計は49秒0と、これまでで一番遅い時計の決着。今週は時計のかかる馬場状態ではあったが、意外な結果。
ただ、園田の820m戦はコース形態上、時計にも限界があり、今後もレコードの48秒1を上回るのは難しそう。だからこそ人気薄の先行馬がたびたび馬券に絡み好配当馬券を演出してきた。
今回は初めて人気馬同士の組み合わせで決まったが、スタートの良し悪しだけで決着がつくレースの意義がどこにあるのかどうか分からない。加えて、馬に極限まで負担を強いる超短距離戦は、本当に必要なのかどうか。レース後に故障を生じるケースも見かけるので、出走した全馬が無事であることを切に祈る。
また極限と言いながら、コース形態上限界があるのだから、本当の極限とも言えない。地方競馬全国協会は「ワンターン」にこだわってシリーズを作っているが、スプリント戦のチャンピオンを決めるのに、ワンターンである必要性はない。園田で言うと馬場を一周とちょっと走る1230m戦でスプリント王を決めてもなんら問題はない。
スーパースプリントを謳うなら、直線の400mなどで行い、コース形態の有利不利をなくしてすればいい。このシリーズの存在意義は以前から疑ってしかたがない。この問題はファンサイドからすればなんてことないかも知れないが、内部的には結構厄介な問題なのだ。
口取り式には吉田勝彦アナウンサーが参入。これは、馬主さんから「是非とも入ってください」と言われ、渋々承諾して入ったのでした。たぶん、初めてのことだと思われるプレミア的出来事。
写真:斎藤寿一
文:竹之上次男
2015年06月6日
菊水賞馬インディウムが『兵庫ダービー』を制して二冠を達成!初めて苦杯をなめた『兵庫チャンピオンシップ』をバネに、本来の強さを取り戻し兵庫3歳の頂点に立ちました。同馬は重賞3勝目。鞍上の木村健騎手は重賞62勝目(中央含む)。同レースは4度目の勝利。田中範雄調教師は39勝目のタイトル。ダービーは3度目の制覇。
レース結果はコチラ
7戦7勝で『菊水賞』を制した時点では、誰もがインディウムの『兵庫ダービー』制覇は間違いないと考えていた。いや、それ以前からトーコーヴィーナス(13戦10勝重賞6勝の牝馬)がダービーに出走しない方向だったので、早い段階で印を打つ記者たちは目をつむって“◎”を打つ準備をしていた。
ところが、当初向かわない予定だった『兵庫チャンピオンシップ』に急遽出走し5着に敗れる。しかも、そこで地元馬のコパノジョージに先着を許したことからムードが一変。断然一強から二強へと流れが変わって行く。
田中範雄調教師は「(兵庫CSでは)馬群に怯んだのか、耳を絞るしぐさを見せていたので、調教では砂を被らせるようにして矯正してきました。絶対の自信というわけではありません」とトーンは暗め。
一方のコパノジョージの橋本忠明調教師は「肉体的にも精神的にも急成長を遂げています。いい状態で臨めます」と対照的に明るい。
菊水賞時、単勝1.0倍だったインディウムの今回のオッズは1.5倍。対するコパノジョージは16倍から一気に3.0倍となり大きく支持を集めた。3番人気のオトコギは16倍で、二強対決に注目が集まっていた。
逃げ宣言のオトコギがスタートでつまづき最後方からになってしまう。インディウムもスタートは必ずしも良くはなく、中団あたりに。コパノジョージは5番手。図らずも、インディウムがコパノジョージをマークする形でレースが進む。
「道中、少しかかってしまって…」と木村騎手が振り返ったように、少し口を割るような仕草を見せてはいたが、酷く折り合いを欠く様子ではなかった。
じっくり脚をためて前にいるライバルを捉えるだけ。動かざるを得なくなったコパノジョージが向正面で仕掛ける。それを見てインディウムが余裕の手応えで続いて行く。もうこの時点で勝負あった。
先頭に立ったコパノジョージを持ったまま捉えた3、4コーナー中間。追い出したのは直線に入ってから。あっさり7馬身の差をつけて、単勝元返しだった菊水賞以上の強さで世代王者に輝いた。木村騎手も渾身のガッツポーズでレースを締めた。
コパノジョージは突き放されながらなんとか2着は確保。勝ちに行って2着をなくす場合が多いのが二強対決。そんな中、他馬の追撃を凌いだのだから、力を付けているのがよく分かる。今後にも期待がもてる2着だった。3着にはインディウムと同厩舎のナニスンネン。同馬も地力強化が目覚ましい。
気になるインディウムの次走だが、少し休ませるとのこと。8月12日の『黒潮盃』(大井競馬場)を目標にするというプランだそうだ。いずれにしても内弁慶で終わって欲しくない。また、終わらない馬だと思う。先に全国に名を売っているトーコーヴィーナスとの真の王者決定戦も楽しみだ。それが他地区で実現するというのも面白い。
インディウムの馬名の由来は、母セブンバイセブン(7×7)から原子番号49番目の元素の名をとった。
7連勝で止まったのは、馬名の由来をなぞったか。もう一度なぞって完結すれば、そのときには国民的アイドルホースになっているかも知れない。
写真:斎藤寿一
文:竹之上次男
2015年05月18日
【更新情報】クローズアップコーナーを更新!今回のターゲットは大山真吾騎手。
今年はじめ、大山真吾は「最低でも100勝」と周囲に今年の目標を語った。
デビューわずか9ヶ月で重賞制覇(04年「菊水賞」)というシンデレラボーイぶりをみせた真吾が、
ここ5年ほど低調な成績がつづいている。その原因は何なのか。
年間100勝超えを達成し、かつての輝きを取り戻すために。
彼の決意を聞きだすはずだったが、インタビューは思わぬ方向に…。
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