【西日本地区交流重賞】サンケイスポーツ賞

第7回園田FCスプリント(重賞Ⅱ)

レース結果

第6回 園田FCスプリント(勝ち馬:ランドクイーン)

第6回 園田FCスプリント写真

レース概要

園田競馬場で最も短い距離で争われる重賞『園田FCスプリント』。820mの距離はテンの速さ較べ。ハナを奪い切ったランドクイーンがそのまま逃げ切り優勝。3年連続他地区の馬が制していたが、4年ぶりに地元馬の勝利となった。ランドクイーンは重賞初制覇。管理する盛本調教師は同レース初制覇で重賞4勝目。騎乗した下原騎手は、3年ぶり2度目の同レース制覇。通算41勝目の重賞Vとなった。

スタートが命の820m戦。短距離を得意とする12頭が集結。3年連続勝利中の他地区からは、高知所属馬が2頭参戦。7連勝中のカッサイが1番人気に支持され、もう一頭のスクワドロンも実績を評価され、4番人気に支持された。

いくら短距離が得意でも、このレースはテンの速さが重要。地元馬ではランドクイーンか、エイシンアクロンのハナ争いになるであろうと予想された。 蓋を開けてみると、やはりこの2頭のハナ争いとなる。そこへカッサイが加わり、3頭が上位を形成。そしてこのままこのままゴールを迎える。 つまり、スタートでレースが決まってしまうのである。これが820m戦だ。

スタートで後手に回ったスクワドロンは、この時点で終了してしまった。

激しいハナ争いの決着はランドクイーンに軍配が上がった。内枠を利して攻めに攻めたエイシンアクロンだったが、ランドクイーンがスピードでは一枚上だった。 7連勝中のカッサイは、これまでの対戦レベルが低いと思われていたが、確かなスピードを披露した。 結局、ハナを制したランドクイーンが逃げ切り、初の重賞タイトルを手にした。「スピードがあるのは分かっていたので、ゲートさえ決まればいい勝負になるかなと思っていました」と下原騎手。

その言葉通りスタートを決め、余勢で820mを押し切った。

2着にはカッサイ。「スタートの一完歩目は速くないんですけど…」と心配していた永森騎手だったが、ダッシュ力は見事。絶対的不利な状況で食い下がった内容は、実力を示すのに十分。今後の活躍も大いに期待できそうだ。

3着にエイシンアクロン。ハナ争いで後れをとったが、最後まで踏ん張った。4着に11番人気のエルウェーオージャが食い込んだ。今年は人気サイドで決着がついたが、このレースは人気薄の先行馬が粘り込み、度々好配当を演出してきた。もしこの馬が3着だったら、6万馬券になっていた。

レース結果

第5回 園田FCスプリント(勝ち馬:サクラシャイニー)

第5回 園田FCスプリント写真

レース概要

地方競馬『スーパースプリントシリーズ』トライアル『園田FSスプリント』が6月18日、園田競馬場の最短実施距離820mで行われ、高知から参戦したサクラシャイニー(牡9・田中守厩舎)が快勝。 西日本代表として、スプリント王決定戦『習志野きらっとスプリント』(船橋競馬場・1000m)に駒を進めた。スタートがカギとなるスーパースプリント戦。 そのため、出遅れれば一巻の終わり。逆に好スタートでハナを奪うとそのまま逃げ切りもある。駆け引きなしの一瞬の勝負。それが820mの“瞬激戦”!昨年の覇者、佐賀のエスワンプリンス、一昨年の覇者、高知のエプソムアーロン。昨年の『兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ)』で3着と好走したサクラシャイニーと、今年は例年以上の豪華な遠征馬ラインナップ。

迎え撃つ地元勢は、オープン4連勝中のマルトクスパート、速さは一番スマイルヴィジット。昨年5着のジェイフォース、中央ダート短距離戦で活躍したジャベリンとこちらもいつも以上の好メンバー。 1番人気はサクラシャイニー、2番人気にパルトクスパート、3番人気エプソムアーロン。そのあとエスワンプリンス、スマイルヴィジット、ジャベリン、ジェイフォースと続く。 大事な大事なスタート、人気馬の中では高知のエプソムアーロンがやや出遅れてしまう。この時点でかなりの不利。他の各馬はマズマズのスタートを決める。 素晴らしいダッシュを見せたのはエスワンプリンス。しかしそこに並んでマルトクスパートが抜け出してハナを奪って行く。サクラシャイニーがスーッとこの圏内に迫っての3番手に。

結局はこの3頭で決まってしまう。つまり、スタートでレースが決まってしまうのが820m。逃げるマルトクに並びかけるサクラ、追いすがるエスワン。 この流れでゴールに向かうが、「3コーナーで息を入れられたので」と赤岡修次騎手が言ったように、あの速い流れの中に一呼吸おける余裕があったサクラシャイニーが抜け出して快勝。 逃げたマルトクスパートが2着を粘り、エスワンプリンスが3着。出遅れながら最後は地力で差を詰めたエプソムアーロンが4着に入線した。勝ったサクラシャイニーは、西日本代表として 『スーパースプリントシリーズ』の決勝となる『きらっとスプリント』へ向かうことになる。 同馬は昨年の『兵庫GT』で3着したように全国区の実力馬。高知のNo.1ホースであることを改めてアピールした。

9歳馬ながらに、今後の更なる活躍を楽しみにさせる。それにしても、2着のマルトクスパートに驚かされた。1400m戦でもオープンに入ると、ハナを奪うのに手こずらされていたので、 到底820mではハナに立つのは難しいと思われていた。それがダッシュ良く飛び出し、逃げると思われていたスマイルヴィジットのハナを制するのだから、ポテンシャルはかりのもの。まだ5歳。 妹は今年『桜花賞』を勝ったレッツゴードンキ。血統的にもこれからますます注目を集めそう。3着のエスワンプリンスは、決して万全ではない中での好走で、確かな実力は示した。

4着のエプソムアーロンは、やはりスタートで後手に回ったのが響いた。ジェイフォースは昨年に続いて5着、ジャベリンが6着。ハナを奪えなかったスマイルヴィジットは7着に終わった。 注目された勝ち時計は49秒0と、これまでで一番遅い時計の決着。今週は時計のかかる馬場状態ではあったが、意外な結果。ただ、園田の820m戦はコース形態上、時計にも限界があり、 今後もレコードの48秒1を上回るのは難しそう。だからこそ人気薄の先行馬がたびたび馬券に絡み好配当馬券を演出してきた。今回は初めて人気馬同士の組み合わせで決まったが、スタートの良し悪しだけで決 着がつくレースの意義がどこにあるのかどうか分からない。加えて、馬に極限まで負担を強いる超短距離戦は、本当に必要なのかどうか。

レース後に故障を生じるケースも見かけるので、出走した全馬が無事であることを切に祈る。また極限と言いながら、コース形態上限界があるのだから、本当の極限とも言えない。 地方競馬全国協会は「ワンターン」にこだわってシリーズを作っているが、スプリント戦のチャンピオンを決めるのに、ワンターンである必要性はない。 園田で言うと馬場を一周とちょっと走る1230m戦でスプリント王を決めてもなんら問題はない。スーパースプリントを謳うなら、直線の400mなどで行い、コース形態の有利不利をなくしてすればいい。

このシリーズの存在意義は以前から疑ってしかたがない。この問題はファンサイドからすればなんてことないかも知れないが、内部的には結構厄介な問題なのだ。口取り式には吉田勝彦アナウンサーが参入。 これは、馬主さんから「是非とも入ってください」と言われ、渋々承諾して入ったのでした。たぶん、初めてのことだと思われるプレミア的出来事。

昨年の結果

第4回 園田FCスプリント(勝ち馬:エスワンプリンス)

第4回 園田FCスプリント

レース概要

 820mの最速王を決める『園田FCスプリント』が行われ、佐賀からの遠征馬エスワンプリンス(3番人気)が優勝! 全国展開されている『スーパースプリントシリーズ』の西日本代表として、7月21日の『習志野きらっとスプリント』(船橋競馬場・1000m)への優先出走権を手に入れました。  スタートでほとんど勝負が決まってしまうと言われる820mの超スプリント戦、ダッシュ良く飛び出したスターボード(8番人気)が逃げ、 エスワンプリンスが2番手を追走してレースを引っ張る。そして、やはりその2頭で勝負は決まる。  スタートからゴールまで、ほとんど追い通しの激しい争いは、エスワンプリンスに軍配が上がった。  2番人気のジェイフォースは4番手に取り付くも、そこから追い上げ及ばず5着に。 中団からの競馬で苦しくなった1番人気のディープハントは、それでも地力を発揮して3着まで追い上げた。  「夏場ですので、馬の体調を見ながら、船橋に行くかどうかを決めることになると思います」と鞍上の鮫島騎手。  厳しい暑さを迎えるこれからの季節、それでも出走となれば、自信を持っての参戦ということ。 ラブミーチャン引退で空位となっている『地方競馬最速王』の称号を、エスワンプリンスが引き継ぐのかも知れない。