第3回兵庫ゴールドカップ(重賞Ⅱ)

レース結果

第2回 兵庫ゴールドカップ(勝ち馬:ナチュラリー)

第2回 兵庫ゴールドカップ写真

レース概要

第2回目を迎えた『兵庫ゴールドカップ』は、昨年の2着馬ナチュラリーが7番人気ながら好スタートから逃げ切り、雪辱を果たす快勝劇で幕を閉じた。同馬は2歳時の『兵庫若駒賞』以来の重賞2勝目。鞍上の笹田知宏騎手も通算2勝目の重賞タイトルとなった。管理する新子調教師は、今年はこれで重賞6勝目。通算では21勝目となった。

抜群のスタートを切ったのはナチュラリー、断然人気の僚馬、エイシンヴァラーを差し置いてハナを奪って行く。ブレイヴコールやハタノキセキが好位を固める。 追撃態勢の後続に対し、マイペースで3コーナーを迎えるナチュラリーは直線に向いても余裕十分。1番人気のエイシンヴァラーが直線で伸びあぐね、ブレイヴコールが2番手に上がるが悠々3馬身の差をつけて逃げ切ったナチュラリー!笹田騎手、会心で気迫がまさった見事な勝利!SKNフラッシュ8が揃い踏みで華を添えた。

レース結果

第1回 兵庫ゴールドカップ(勝ち馬:バズーカ)

第1回 兵庫ゴールドカップ写真

レース概要

7年ぶりに復活した1230mの重賞。新設重賞『兵庫ゴールドカップ』が11月1日に行われ、3番人気のバズーカが好位から差し切り優勝。これまで中距離ばかりで重賞5勝を挙げていたが、短距離でも制覇し、初代スプリント王に輝いた。騎乗した田中学騎手は同馬と初コンビを組んで勝利に貢献。通算47勝目のタイトル獲得。管理する田中範雄調教師は、これが区切りの50勝目の重賞勝ちとなった。

短距離の絶対王者トウケイタイガーは別路線に回り、主役不在のスプリント重賞となった。重賞実績で言えば、短距離重賞3勝を挙げているランドクイーンが注目されるが、半年ぶりの休み明けで、1230mは意外にも勝ち鞍がないことなどから8番人気と低迷。重賞5勝という実績はNo.1だが、いずれも中距離だったバズーカ。初距離の1230mは不安もあるが気性的には合うタイプ。支持は期待と不安が混じって3番人気。そこで1番人気に支持されたのが、この距離で3戦2勝2着1回、前走オープンで快勝の昇り馬ハタノキセキだった。同じように距離実績と勢いがあるナナヨンハーバーが2番人気。格よりも勢いの支持が上回った。A2からの格上挑戦ながら、1230mの速い流れが合うナチュラリーが4番人気。重賞で2着が4回あるドリームコンサートが5番人気となった。

ファンから一番近いポジションでスタートが切られる1230m戦。バラついたスタートとなったが、1番枠からブルーウィザードが抜け出していく。2番手にナチュラリーが取り付いて、3番手に若干スタート出負けしたランドクイーンが並びかける。1番人気のハタノキセキは、外目を廻りながら4番手で1コーナーを迎えて行った。そのとき好位の内に潜り込んだのがバズーカだった。「意外にいいポジションが取れた」と田中騎手が振り返ったように、速い流れで折り合いもつき、絶好の展開となった。ドリームコンサートが6番手で、その後ろの馬群の中にナナヨンハーバーが続いて行く。向正面に入って、ペースが落ち着きそうで落ち着かないのが1230戦。内から外に切り替えたバズーカが前の2頭に並びかけ、それに呼応するようにナチュラリーもペースを上げて行く。こうなると苦しくなるのが逃げていたブルーウィザード。たまらず後退して行く。後方からハタノキセキとドリームコンサート、ナナヨンハーバーが進出を開始するが、それらの追い上げを待たずして勝負に出たバズーカとナチュラリーが3番手以下を突き放して行く。4コーナーでは5馬身ほどの差を付けた前の2頭、マッチレースの様相で直線を迎える。残り200で抜け出したのはバズーカ。それでもナチュラリーも内から懸命に抵抗を見せる。残り100m付近で「危ないかなと思った」と田中騎手が言うほどナチュラリーが盛り返したが、もう一度外から力で捻じ伏せたバズーカがクビ差凌いで優勝した。2馬身半差でドリームコンサートが3着。さらに4馬身差でナナヨンハーバー、5着にマークスマン。ハタノキセキは見せ場なく6着に敗れた。

JRAでデビューし、2戦大敗したあと田中範雄厩舎に移籍してきたバズーカ。移籍当初は気性が荒く、調教でも苦労が絶えなかったかったと聞く。3歳の春になってようやく力を発揮し、3歳オープンを勝ったあと名古屋競馬に移籍。東海ダービーを移籍初戦で勝利してすぐさま兵庫に戻ってきた。同厩舎には『兵庫ダービー』を勝ったインディウムがいて、「園田にいてはダービーを勝てない」という田中範師の判断による一戦だけの移籍だった。その後は『MRO金賞』(金沢)、『秋の鞍』(名古屋)、『岐阜金賞』(笠松)と立て続けに他地区の重賞を勝ちまくったバズーカ。しばらく重賞で勝てない時期が続いたが、昨年の『園田金盃』で快勝して、重賞5勝目を挙げていた。いずれも中距離の重賞勝ちだったが、気性面から短距離は歓迎だった。ところが、ここでも同厩舎の短距離馬との兼ね合いもあって、中距離を選択せざるを得なかった。初めての距離だったが、折り合いを欠くことなく、反応も良かったことから、速い流れの1230m戦は同馬の守備範囲というより、ドストライクだったか。このあとは12月7日の『園田金盃』で連覇を目指すことになる。短距離で本能覚醒したが、1870mでまた勝つようなことがあれば、もう手が付けられない。