第1回ウインターカップ(重賞Ⅱ)

1回

レース結果

第1回 ウインターカップ(勝ち馬:トウケイタイガー)

第1回 ウインターカップ写真

レース概要

新設された重賞『園田ウインターカップ』は、断然の人気を集めたトウケイタイガー(牡6・住吉朝男厩舎)が逃げ切り5馬身差の圧勝で幕を閉じた。同馬にとっての初重賞制覇で、管理する住吉調教師にとっては10年ぶりの重賞勝ちとなった(通算3勝目)。騎乗した川原騎手は通算106勝目の重賞勝ち。新設重賞で盛り上がるはずが、フルゲートにならず、さらに直前にマルトクスパートの除外があり、9頭と寂しい出走馬となった。これは4日前の2月5日に高知競馬場で行われた『黒潮スプリンターズカップ』があり、兵庫から4頭も参戦していた。この4頭が出ていればもっと盛り上がっていたことだろう。ただ、少頭数になった原因は、強すぎるトウケイタイガーとの対戦を避けるためのものだったというところもある。実際、フルゲートになっていても、結果は変わらなかっただろう。

トウケイタイガーの前走は出遅れ、外を追い上げてかかってしまい折り合いを欠く。相手のペースに合わせて直線を迎えたところ、思ったほどの伸びが見られず、一度負かしたエルウェーオージャにあしもとを掬われた。その反省から、「スタートが良ければハナに行こうと思ってました」の言葉通り、ハナを奪って主導権を握った。もうこの時点でレースはほぼ決していた。

2番手にドリームコンサート、タガノトリオンフが3番手。アクロマティックは先団から離れた7番手を進んだ。折り合いが難しいところがあるトウケイタイガーにとって、自分のペースでレースができる分、逃げていればリラックスな走りができる。2番手でピッタリマークするドリームコンサートだったが、次第に手応えに差が出て来る。他の各馬を懸命に追うが差がなかなか詰まらない。直線に向いて川原騎手が軽く追い出すと、あっという間に差が広がった。川原騎手はビジョンで後ろを確認しながら、まるで条件戦を楽勝するかのように、5馬身差で重賞を制覇してしまった。2着にそのままドリームコンサートが粘り、さらに9馬身差をつけてアクロマティックが3着。タガノトリオンフは4着。勝ち馬の強さだけが際立ったレースだった。

間違いなく現時点で兵庫No.1の、ダートグレードも狙える存在のトウケイタイガー。全兄は昨年の地方競馬年度代表馬のソルテ。血統面からも活躍が大いに期待される。兄との対決も実現すると盛り上がるだろう。そのためには、前走で敗れたように相手に合わせるレースだけは避けて欲しい。つまり強いところを選んでレースを使って欲しい。3月の『黒船賞』(高知)、5月の『かきつばた記念』(名古屋)を視野に入れ、兵庫を代表する、地方を代表する活躍ぶりを期待する。