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サウスウインド、3度目で悲願達成!~園田金盃~

師走の大一番、ファン投票&記者選抜レース『園田金盃』が行われ、2番人気のサウスウインドが好位から抜け出して優勝。2年続けて2着に敗れていたレースに勝ち、悲願のビッグタイトルを手にした。管理する山口浩幸調教師は同レース初制覇で重賞は通算6勝目。鞍上は高知の赤岡修次騎手で、兵庫の重賞は4勝目となった。

 

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◆出走馬
※( )内の順位はファン投票順位
 


①ルミナス(13位) 板野央騎手 11番人気
 


 ②マイタイザン(6位) 杉浦健太騎手 3番人気

 


③トーコーヴィーナス(8位) 川原正一騎手 6番人気

 


④レイズオブザサン(21位・記者選抜) 吉原寛人騎手(金沢) 8番人気

 


⑤モズキンボシ(17位) 宮下康一騎手 12番人気

 


⑥エイシンニシパ(1位) 吉村智洋騎手 1番人気

 


⑦マークスマン(4位) 竹村達也騎手 9番人気
 


 ⑧サウスウインド(5位) 赤岡修次騎手(高知) 2番人気

 


⑨ノブタイザン(10位) 渡瀬和幸騎手 10番人気

 


⑩ミッレミリア(7位) 大山真吾騎手 4番人気

 


⑪エーシンクリアー(17位・記者選抜) 永島太郎騎手 5番人気

 


⑫インディウム(20位) 下原理騎手 7番人気

 

ファン投票10位以内から短距離路線に向かう3頭が回避したが、残る7頭が全て出走。ファンの期待に応えたラインナップとなった。

 

堂々1位のエイシンニシパが人気も1番。勝てば今年の重賞4勝目となり、古馬中距離界の頂点に立つことになる。

 

それに続くのがサウスウインド。2年連続2着と苦杯をなめて来たが、3年目の悲願達成となるか?

 

『姫山菊花賞』では出遅れて敗れたが、逃げれば強いマイタイザンが3番人気。今年一番の成長株ミッレミリアが4番人気、6年連続重賞勝ちがかかるエーシンクリアーが5番人気となった。

 

 

マイタイザンの杉浦騎手が『姫山菊花賞』の悪夢を振り払うかのような気合いを見せてハナに立った。

 

休み明けのトーコーヴィーナスがそこへ並びかけて行ったが競り合うことなくすぐさま控えた。

 

サウスウインドは3番手の絶好ポジションを取り、その内側にエイシンニシパが潜り込んでいく。
 


 

あとはマークスマンとエイシンクリアーが続いて、ミッレミリア、インディウムは中団に構える展開となった。

 

 

 

気合いをつけた分、ややかかる仕草を見せるマイタイザンを、宥めながらペースを作る杉浦騎手。決して遅い流れではないが、速くもないペース。

 

「マイタイザンの楽逃げが一番怖いなと思っていたので自分からペースを上げて行かないと思って」と赤岡騎手が振り返ったように、向正面から前を捉えに行くサウスウインド。

 

このスパートにエイシンニシパがついて行けず遅れをとってしまう。
 

 


 

4コーナーで遂にマイタイザンを捉えたサウスウインド。あとは後方からの追撃を封じるだけだが、その後方からは中団にいたミッレミリアが脚を伸ばしてきた。

 

直線に向いて抜け出したサウスウインド。マイタイザンも必死に食い下がる。そこへミッレミリアが急接近。エイシンニシパは離された4番手となった。

 

 

最後の気力を振り絞って粘るサウスウインドに、ミッレミリアが鋭く迫って来る。

 

 

その猛追をクビ差で振り切ってサウスウインドが悲願の金盃制覇を成し遂げた。

 

 

3着にマイタイザン、エイシンニシパは4着に敗れた。

 

自ら前を捉えに行き、後続の追撃も振り切ったのだからサウスウインドは強かった。

 

「マイタイザンとエイシンニシパをやっつけてる分でこっちも力を使うんで、他の馬に差されたらしょうがないと思っていました。でもあそこまで粘って、ホント頑張ってくれました」と讃える赤岡騎手からは安堵の笑みがこぼれた。

 

 

さらに「今年は兵庫大賞典を獲ったので、何としても金盃も獲って、馬主さんの目指す年代表馬になりたいと思っていたので最後は気合いが入りました」と。

 

 

兵庫の春秋古馬頂上決戦となる『兵庫大賞典』と『園田金盃』を同一年度に勝った馬は、サラブレッド導入後2008年のアルドラゴン以来9年ぶり2頭目の快挙。確かに年代表馬級の活躍と言える。

 

ただ、今年はダートグレードの『かきつばた記念』を含む短距離重賞4勝のトウケイタイガーが最有力候補で、果たして届くかどうか…。

 

それでも中距離ではNo.1であることは十分すぎるほどアピールした。

 

年明け1月3日の『新春賞』は、今回のメンバーの再戦となる。ハンデ戦だけに斤量は最重量になるかも知れないが、それこそ“王者の資格”なのだ。

 

 

写真:斎藤寿一

 

文:竹之上次男

12月号更新、田野豊三 騎手インタビュー、等

12月号更新しました。(1日3:00)
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クローズアップ 田野 豊三 騎手
タイトル:北の大地でつかんだもの。
>CLOSE UPはコチラから
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コラム 青木るえか
タイトル:ソイカウボーイはえらいなあ
>コラムはコチラから

ハヤブサマカオー3連勝で戴冠!~兵庫ジュニアグランプリ~

11月21日に行われた『第19回兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)』は、JRAのハヤブサマカオーが逃げ切って優勝。デビューから3連勝で重賞タイトルを獲得しました。管理する伊藤圭三調教師、騎乗したC.ルメール騎手ともに、同レース初制覇で、園田競馬場自体も初勝利だった。

 

レース結果はコチラ>>>

 

 

◆出走馬
 


①スウォナーレ 竹村達也騎手 12番人気

 


②レナータ(JRA) 岩田康誠騎手(JRA) 4番人気

 


③エムティストロフィ 宮下康一騎手 11番人気

 


④ソイカウボーイ(北海道) 川原正一騎手 2番人気

 


⑤クラウンエンジニア(JRA) 戸崎圭太騎手(JRA) 6番人気

 


⑥リコーパイソン(北海道) 真島大輔騎手(大井) 9番人気
 


⑦タガノアム(JRA) 福永祐一騎手(JRA) 5番人気

 


⑧ハヤブサマカオー(JRA) C.ルメール騎手(JRA) 1番人気

 


⑨アスターソード(JRA) 和田竜二騎手(JRA) 3番人気
 


⑩モリノラスボス(北海道) 五十嵐冬樹騎手(北海道) 8番人気

 


⑪スリルトサスペンス(笠松) 佐藤友則騎手(笠松) 10番人気

 


⑫ショコラパフェ 下原理騎手 7番人気

 

デビューから2連勝で1番人気に推されたJRAのハヤブサマカオー。初戦が大差勝ちで、2戦目がレコード勝ち。戦歴は文句なく、あとは園田のダートが合うかどうか?

 

2番人気は北海道のソイカウボーイ。逃げて2連勝したあと、芝で大敗を喫したが、地元のダートに戻って3勝目は中団からの差し脚で重賞勝ちを決めていた。

 

JRAの他の各馬がいずれも1勝馬でということもあり、いつもより小粒で、地方勢の上位食い込みも充分考えられるメンバー構成となった。

 

ただ、それもレベル的には北海道勢に限られたことで、他地区や地元馬では太刀打ちできないのは明白。とくに地元馬は、代表格が北海道からの移籍初戦のショコラパフェで、生え抜きで期待できる馬の出走はなかった。つまり今年も敵前逃亡だった。

 

 

スタートを決めたハヤブサマカオー。ここまではいつも通り。あとは小回りと砂の深い園田のダートがどうか?

 

2番手には北海道のモリノラスボスがつけて、3番手にショコラパフェ。JRAのレナータ、アスターソードが続き好位グループを形成して行く。ソイカウボーイは敢えて控える形で、中団からの競馬となった。

 

 

 

向正面に入って逃げるハヤブサマカオーにモリノラスボス、アスターソードがピッタリ喰らいついてプレッシャーを与える展開となった。

 

それでも「馬が良い反応をしてくれました」と鞍上のルメール騎手が語ったように、厳しい流れにはならなかったようだ。

 

 

「徐々にペースを上げて行った」という3コーナーでは、モリノラスボスが後退してアスターソード1頭が迫って来た。

 

この間にソイカウボーイが4番手まで進出して4コーナーを迎える。

 

 

 

直線に向いて外からアスターソード。これに対して、いままで使ったことがなかったムチを使ったルメール騎手。ハヤブサマカオーが懸命に粘りを見せる。

 

ソイカウボーイが3番手に上がって前を追うが、争いは前の2頭に絞られる。

 

 

 

「深い砂でもよく頑張った」と愛馬を讃えたルメール騎手。

 

最後はクビ差凌いで1着でゴールを迎え、ハヤブサマカオーが3連勝で重賞勝ちを決めた。

 

 

 

アスターソードは惜しくも敗れたが、この堅実性は今後のダート重賞路線でも期待が持てそうだ。

 

3着となったソイカウボーイは、前の各馬が粘る展開の中、中団からよく追い上げた立派な内容。JRAとも五分に戦える実力を示した。

 

4着、5着は北海道のモリノラスボスとリコーパイソン。地元の3頭はまったくいいところがなく揃って二桁着順となってしまった。

 

勝ったハヤブサマカオーは、初めて経験する園田の小回りコースと深いダートに苦しめられ、最後はクビ差まで詰め寄られたが、なんとか振り切っての勝利。それでも勝ち時計1分27秒8は、過去に良馬場で行われた中では最速で、持ち前のスピードに加え、粘り強さも強調する重賞制覇だった。

 

今後はさらに上を目指す戦いが待ち受けるが、その中心的存在になるのは間違いないところ。海外の大きいレースも当然視野に入っていることだろう。そんなスーパースター候補が園田をステップにしてくれたことで、同レースのポジションもますます高くなる。

 

ただ、その舞台に地元の期待を背負って互角に戦う馬の出現がないことが残念だ。

 

 

インタビューでのルメール騎手は、とても小顔で可愛くて、声も明るくて日本語も上手くなって、好印象しか抱かなかった。その姿を一目見ようと多くのファンがウイナーズサークル周辺を埋め尽くしたが、それらを満足させる存在感を放っていた。

 

 

写真:斎藤寿一

文:竹之上次男

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