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ドリームコンサート&柏原師、遂に念願の重賞初制覇!~園田ウインターC~

昨年創設された重賞『園田ウインターカップ』が今年も行われ、昨年の2着馬だったドリームコンサートが2番手から抜け出して優勝!9歳にして遂に念願の重賞初制覇を成し遂げた!管理する柏原誠路(まさみち)調教師にとっても、これが初めての重賞勝ち。鞍上の川原正一騎手は、同レースは前年に続いての連覇達成。通算111勝目の重賞勝ちとなった。

 

レース結果はコチラ>>>

 

 

◆出走馬

 


①チーフアセスメント 永島太郎 5番人気
 


②ナチュラリー 下原理 2番人気
 


③バズーカ 板野央 4番人気

 


④ドリームポリーニ 杉浦健太 6番人気

 


⑤ビッグリバティ 吉村智洋 8番人気
 


⑥ハタノキセキ 大山真吾 3番人気

 


⑦キングルアウ 大柿一真 10番人気

 


 ⑧ベルサリエーレ 松本幸祐 7番人気

 


⑨エイシンアトロポス 田中学 1番人気

 


⑩ドリームコンサート 川原正一 9番人気

 


 ⑪エイシンイースト 青柳正義 11番人気
 ⑫ダイリンエンド 廣瀬航 競走除外

 

短距離の巧者は揃ったものの、エイシンヴァラーやトウケイタイガーなどの横綱不在で大混戦メンバー。加えて、格上挑戦ながら15戦12勝3着3回のパーフェクト連対中のダイリンエンドが当日のパドックで放馬して除外になるアクシデントがあり、いよいよ混迷を極めた。

 

1番人気に支持されたのは紅一点のエイシンアトロポス。スピード上位で先手を奪っての逃げ切りをファンは支持した。また古馬の重賞勝ちというのも同馬とバズーカだけという実績も買われた。

 

4歳世代の代表格ナチュラリーが2番人気に。短距離路線で安定して活躍。時折見せる直線で遊ぶクセを前走は見せずに快勝。成長ぶりは目を見張る。

 

昨年の秋の新設重賞『兵庫ゴールドカップ(GT)』(1230m)で1番人気に支持されながら6着に敗れていたハタノキセキ。汚名返上をかける闘いだ。

 

その『兵庫GT』を勝ったバズーカが4番人気。前走が不完全燃焼だったチーフアセスメントが5番人気、オープン初挑戦のドリームポリーニが6番人気に続いた。

 

 

大方の予想通り、ダッシュを利かせたエイシンアトロポスがハナを奪い行く。すると他の各馬も抵抗を見せずすんなりと1番人気ハナを譲った。
 

 

ドリームコンサートは良いスタートから労せず2番手の絶好位に取り付く。内側でナチュラリーが控えて3番手。チーフアセスメント、ベルサリエーレらが続き、バズーカ、ドリームポリーニは中団に。その後ろをハタノキセキが追走する形になった。

 

重賞としては決して速くないペースで、勝った川原騎手も「速くもなく遅くもなく絶好のペース」だと言った。

 

そうなると差し脚を活かす各馬も黙って見てるわけにはいかなくなる。

 

 

中団の後ろにいたハタノキセキが意を決して追い出しにかかった。

 

 

軽快に逃げるエイシンアトロポスに、ぴったりマークしながら、良い手応えで並びかけるドリームコンサート。

 

そこへハタノキセキが迫り、ナチュラリーは4番手に下がってしまう。

 

 

 

4コーナーではベルサリエーレやチーフアセスメント、ドリームポリーニが迫る。

 

そこで迎えた直線、堂々と抜け出したのがドリームコンサート。エイシンアトロポスは敢え無く後退してしまう。

 

ハタノキセキが迫って、ベルサリエーレ、チーフアセスメントも追い上げる直線の攻防となった。

 

 

 

それでも、これが9番人気馬かと思えるほどの貫録で突き放し、最後は1馬身3/4差を付けてドリームコンサートが快勝した。

 

 

2着にハタノキセキで、3着にはベルサリエーレが食い込んだ。追い込みのビッグリバティが4着。

 

ナチュラリーが直線失速して7着。良いペースで逃げていると思われていたエイシンアトロポスは8着に敗れた。バズーカはいいところなく10着と大敗した。

 

2着のハタノキセキはやや遅いペースと思って大山騎手が早めの仕掛けに打って出たが、これは当然の策。それでも2着に食い下がったのだから立派!

 

ベルサリエーレは敢えて先行争いを避けて、控える形でレースを進めたが、内容としては悪くない3着だと言える。脚質に幅が出たなら、これからはハナにこだわらなくていいだろう。

 

先行した人気のエイシンアトロポス、ナチュラリーは上がり勝負よりも、追走各馬へなし崩しに脚を使わせる速めのペースが合うのだろう。2頭ともに、あれほど直線で失速するような馬ではないだけに、次の一戦での巻き返しを期待しよう。

勝ったドリームコンサートは太目解消が叫ばれ、この日も-1kgだった馬体重は、一気の良化を求めづらかった。

管理する柏原師も「5、6着ぐらいかなと思っていた」と振り返ったように自信はなかったようだ。

そんな中、鞍上の川原騎手だけは、前日に「去年(2着)のリベンジをします」と決意を語っていた。

勝ったあとも前日に宣言したことを合う人、合う人に確認を求めていた。

いや去年は、あなたがトウケイタイガーで勝ったから負けたんですけど…。

とにかく川原騎手のテンションはいつになく高かった。

KKコンビと言われた柏原師と川原騎手。しかし近ごろ、このコンビでの活躍が薄れていただけに喜びを爆発させたのだろう。

「いつもの勝利と変わらないのですが、いろんな人におめでとうと言われ、いつもと違うなと感じています」と実感を持てず、たどたどしく話すかつてのリーディングトレーナー柏原師。余りにも対照的な表情の川原騎手とのギャップを微笑ましく感じた。

さて、園田七不思議のひとつに数えられていた『柏原師の重賞未勝利』は、これで消えることになった。

あとの六つは誰も知らない…。

写真:斎藤寿一
文:竹之上次男

2月号更新、田中一巧 調教師インタビュー、等

2月号更新しました。(1日5:00)
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クローズアップ 田中 一巧 調教師
タイトル:三代目勝負師のつくり方
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コラム 青木るえか
タイトル:ワシは休んどく
>コラムはコチラから

スウォナーレ快勝で大波乱決着!~園田QS~

3歳牝馬限定重賞『園田クイーンセレクション』が行われ、9番人気だったスウォナーレが快勝。管理する坂本和也調教師は嬉しい初重賞制覇。鞍上の大山真吾騎手は10勝目のタイトルゲットとなった。

 

レース結果はコチラ>>>

 

 

◆出走馬
 


①ミネオラチャン 赤岡修次(高知) 5番人気
 


②リボース(笠松) 岡部誠(名古屋) 6番人気

 


③ショコラパフェ 下原理  1番人気

 


④スリルトサスペンス(笠松) 佐藤友則(笠松) 2番人気

 


⑤シービジョンズ 鴨宮祥行 8番人気
 


⑥アンナラヴェリテ 川原正一 4番人気

 


⑦セイヴァーベナ 田中学 7番人気

 


⑧ミスティックリズム(笠松) 吉井友彦(笠松) 11番人気
 


⑨エンジェルアイドル 青柳正義 12番人気

 


⑩トゥリパ 吉村智洋 3番人気

 


⑪ノスケアマゾン(笠松) 島崎和也(笠松) 10番人気

 


⑫スウォナーレ 大山真吾 9番人気

 

ホッカイドウ競馬でデビューし当地で3勝を挙げ、移籍後2戦目の前走を圧勝したショコラパフェ。スピード上位で前走の楽勝からも1番人気に支持された。

 

2番人気は笠松のスリルトサスペンス。『兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)』ではショコラパフェに先着。その後もJRA遠征で強い相手と闘ってきた強みを買われた。

 

メンバー中、唯一の重賞勝ち馬トゥリパが3番人気。デビューから3戦目でも素質の高いアンナラヴェリテが4番人気、メンバーの中では『園田ジュニアカップ』最先着のミネオラチャンが5番人気に続いた。

 

 

 

先行馬が揃った今回のメンバー。それらを相手にショコラパフェはハナは譲らなかった。ただ、ゲートの中でチャカついて、スタートでは若干煽ってしまった。その分、先頭に立つまでに脚を使わされてしまう。そこへセイヴァーベナ、トゥリパ、ノスケアマンゾンが絡んで行き、息のつけない流れとなった。

 

アンナラヴェリテは5番手を追走して、スリルトサスペンスは6番手で絶好の展開。ミネオラチャンは後方待機策をとった。

 

 

 

速い流れでレースは進み、3コーナーでは勝負に出たスリルトサスペンスが先行グループに並びかけていく。

 

さらに後方にいたミネオラチャンが一気に進出を開始する。その後ろからスウォナーレも追い上げ体勢に入った。

 

 

 

ミネオラチャンの勢いは先行勢をもひと飲みしてしまい、4コーナーでは先頭に立ってしまった。飲み込まれた各馬は苦しくなり、差し馬台頭の展開に。

 

ミネオラチャンが抜け出した後ろでその動きに合わせるように忍び寄るスウォナーレ。

 

 

 

さすがにゴール前では苦しくなったミネオラチャンを抑え、最後は3/4馬身差で差し切って、スウォナーレが優勝を遂げた。

 

 

 

自ら動いて行き、最後まで粘りを見せたミネオラチャンは勝ち馬と同等以上の評価ができる2着。力を十分に示した内容だ。

 

3着となったスリルトサスペンスは展開は向いていたが、早めに前に並びかけた分、お終いがいまひとつ切れなかった。

 

10番人気のノスケアマゾンは人気薄ながら、先行勢の中では一番しぶとく粘っていて、驚かされる内容だった。

 

ショコラパフェは結局11着と大敗。スタートで若干遅れをとったことも響いたが、さすがにあのハイペースでは逃げ切るのは至難の業だった。

 

また、この日の馬場は不良だったが、砂の補充もあって、決して前が有利な馬場とは言いがたかった。次の巻き返しに期待しよう。

 

 

 

勝ったスウォナーレは、力量のある地元馬が回避した『兵庫ジュニアグランプリ』に出走。大敗したがその経験を活かし、その後にアッパートライ競走に勝つなど、強豪との対戦を無駄にしなかった。そして、その先の重賞勝利へと結びつけた。

 

差し馬の流れで、展開が向き、馬場も味方したと片付けがちだが、ローテーションは王道を歩んでいて、人気が追いつかなかっただけとも考えられる。この勝利で、また競馬の奥深さを知ることになった。

 

 

写真:斎藤寿一

 

文:竹之上次男

平成29年度優秀競走馬発表!

平成29年度優秀馬選考会が行われ、選考委員15名の投票でそれぞれの最優秀馬を選出。その中から代表馬を決定しました。

 

選考結果は次の通りです。

 

※昨年の年齢で表記しています。
※昨年までの年代表馬は、年度代表馬へ表記変更

 

年度代表馬 最優秀4歳以上馬
トウケイタイガー(牡6・住吉朝男厩舎)
馬主:木村信彦
戦績:12戦【5-2-0-5】
重賞:かきつばた記念(名古屋・JpnⅢ) 1着
園田ウインターカップ 1着
東海桜花賞(名古屋) 1着
園田チャレンジカップ 1着

 

 

最優秀2歳馬
コーナスフロリダ(牡2・田中範雄厩舎)
馬主:(株)グリーンファーム
戦績:4戦【3-1-0-0】
重賞:園田ジュニアカップ 1着

 

 

最優秀3歳馬
ブレイヴコール(牡3・諏訪貴正厩舎)
馬主:南條浩輝
戦績:9戦【3-2-1-3】
重賞:兵庫ダービー 1着
菊水賞 2着

 

 

最優秀牝馬
タガノトリオンフ(牝5・新子雅司厩舎)
馬主:崎川美枝子
戦績:9戦【2-1-2-4】
重賞:兵庫クイーンカップ 1着
新春賞 2着

 

 

◇特別優秀馬
エイシンニシパ(牡4・橋本忠明厩舎)
馬主:平井宏承
戦績:9戦【4-2-0-3】
重賞:新春賞 1着
名港盃(名古屋) 1着
姫山菊花賞 1着

 

◇特別優秀馬
サウスウインド(セ6・山口浩幸厩舎)
馬主:山上和良
戦績:7戦【2-3-0-2】
重賞:兵庫大賞典 1着
園田金盃 1着

 

表彰式は1月24日(水)5レース終了後、園田競馬場西ウイナーズサークルで行われます。

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