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当然楽勝!トウケイタイガー~園田CC~

第14回『園田チャレンジカップ』は、笠松からの遠征馬3頭を交えて11頭で争われ、断然人気のトウケイタイガーが4馬身差で逃げ切り快勝。今年だけで重賞4勝目を挙げた。騎乗した川原正一騎手は110勝目のタイトルゲット。管理する住吉調教師は重賞6勝目となった。

 

レース結果はコチラ>>>

 

 

◆出走馬
 


①オースミイージー 永島太郎騎手 6番人気
 

②ドリームコンサート 大山真吾騎手 2番人気
 

③シーズアレインボー 吉村智洋騎手 7番人気
 

④トーコーポセイドン 田中学騎手 4番人気
 

⑤キクノフレヴァン(笠松) 竹村達也 10番人気
 

⑥アダムズアップル(笠松) 中田貴士 9番人気
 

⑦ハイジャ(笠松) 佐藤友則(笠松) 3番人気
 

⑧ケイアイホクトセイ 下原理 5番人気

 


⑨サムライノモン 小谷周平11番人気
 

⑩ユウキエナージー 杉浦健太 8番人気

 

⑪トウケイタイガー 川原正一 1番人気

 

5月の『かきつばた記念』でJRA勢を4馬身ちぎって快勝したトウケイタイガーにとって、力量は断然抜けていて、負ける要素が見当たらない。単勝1.0倍の元返しは当然と思われた。

 

 

スタートを決めてハナを奪った瞬間、勝負が決していた。

 

2番手に付けたのはシーズアレインボー。笠松のハイジャが3番手に付けて、2番人気のドリームコンサートは4番手のポジションとなった。

 

 

 

トウケイタイガーのマイペースは他の馬にとってはハイペース。シーズアレインボーは早々とついていけなくなり後退。替わってハイジャが2番手に上がる。

 

 

中団にいたユウキエナージーがマクるようにして進出を開始。3番手まで追い上げた。

 

 

この間、ドリームコンサートは反応が悪く伸びあぐねている。

 

持ったままで迎えた4コーナー。ハイジャが並びかけて来るのを確認して追い出した川原騎手、スッと突き放して直線を迎える。

 

 

 

あとは楽々と差を広げ、最後は4馬身差を付けてトウケイタイガーが逃げ切った。

 

 

 

2着のハイジャは3着馬に4馬身差。スピードが十分あり、しぶとさもある。今回は相手が悪かっただけで、今後も重賞戦線で活躍が大いに期待できる内容だった。

 

3着に粘ったのはユウキエナージー。得意のマクリ戦法が出たのは本調子を取り戻した証と言える。

 

ドリームコンサートは最後も伸びを欠き、良いところなく4着に敗れた。2月の『園田ウインターカップ』の内容からも、逆転は無理にせよ、他の馬には負けられない一戦だっただけに、不甲斐ないレースぶりとなった。

 

勝ったトウケイタイガーはこれで今年の重賞4勝目。ダートグレード勝ちもあり、兵庫県の年代表馬は確定的。次に狙うは地方競馬の代表馬。

 

このあとは11月3日の『JBCスプリント(JpnⅠ)』(大井競馬場・1200m)が目標となる。その前に同じ舞台の『東京盃(JpnⅡ)』(10月4日)があり、そこで腕試しをするのもいいかも知れない。

 

年末の『兵庫ゴールドトロフィー(JpnⅢ)』で、同レース地方馬初勝利を目指すというのが陣営の大目標。

 

その前に、兵庫県馬初のジーワン制覇の夢へ向かう。

 

 

 

写真:斎藤寿一

 

文:竹之上次男

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馬場も枠も味方にマイタイザン逃げ切る!~摂津盃~

伝統ある真夏のハンデ重賞『第49回摂津盃』が8月18日に行われ、2番人気の支持を受けたマイタイザンが堂々逃げ切って優勝。同馬にとって、2歳から続く3年連続の重賞勝ちとなった。騎乗した杉浦健太騎手は、通算5勝目のタイトル。管理する新井隆太調教師は重賞4勝目を挙げた。

 

レース結果はコチラ>>>

 

 

◆出走馬

 


①マイタイザン 55 杉浦健太騎手

 


②ベルサリエーレ 53 松本幸祐騎手

 


③バレーナボス 53 板野央騎手

 


④ミッレミリア 54 大山真吾騎手

 


⑤マルカライン 53 松浦政宏騎手

 


⑥バズーカ 56.5 赤岡修次騎手(高知)
 


⑦アクロマティック 54 笹田知宏騎手

 


⑧ウインオベロン 54 川原正一騎手
 


⑨タガノトリオンフ 53 下原理騎手

 


⑩トランヴェール 56 永島太郎騎手

 


⑪エイシンホクトセイ 53 吉村智洋騎手

 


⑫エイシンニシパ 57 田中学騎手
 

サウスウインドやエーシンクリアーの出走はなかったが、それ以外の中距離路線を歩む強豪が出揃った今年の『摂津盃』。ハンデは57キロから53キロと、それほど大きな差はないが、それぞれを比較すると有利不利が入り混じる。

 

トップハンデは57キロのエイシンニシパ。管理する橋本忠明師は「59キロを背負わされるようなら、回避するかも」と漏らしていたが、蓋を開けてみればこの斤量。見込みから2キロ軽くなって恵まれたように思える。

 

そのニシパに前走、同斤量でクビ差の接戦を演じていたウインオベロンは54キロに設定。これだけを捕えるとかなり有利だ。

 

重賞を含む4連勝でもっとも勢いを感じさせるのがトランヴェール。こちらは57キロで連勝中ながら、56キロの斤量に。57キロ以上は当然課せられると思われていただけに、有利に感じる。

 

前走、オープンで初勝利を飾ったミッレミリアは当時と同じく54キロ。その前走で負かしたエイシンホクトセイは56キロから53キロに。この両者だけを見ると断然ミッレミリアは不利。エイシンホクトセイは5月の『兵庫大賞典』を56キロで3着だったことを考えると、断然有利と言える。

 

同じく53キロに設定されたオープン初挑戦のマルカライン、牝馬のタガノトリオンフなどは決して恵まれたとは言えない斤量だ。

 

55キロのマイタイザンだけが、斤量の話でほとんど話題に上がらず、一番有利不利がなかった斤量。

 

ゴール前の大接戦を考えて設定されるハンデ戦という観点ではないような気がするが、微妙に予想を悩ませ、楽しませた要素のひとつではあった。

 

 

スタートの良し悪しがハッキリする1700m戦。明らかに煽って立ち後れてしまったのが、1番人気に支持されたトランヴェールだった。

 

逆に好スタートを決めたのがマイタイザン。すぐに迎える3コーナーにダッシュ良く飛び出しハナを奪い切った。

 

2番手にタガノトリオンフが付け、ベルサリエーレ、バズーカ、エイシンニシパと好位を形成。ミッレミリア、ウインオベロンは中団を進み、スタートで後手に回ったトランヴェールは後方待機となった。

 

前日の馬場は差し馬の伸びが目立ち、前有利だったこれまでの傾向からかなり変化を見せていた。ところが当日の明け方、突然の雷雨が園田を襲い、一瞬に不良馬場へと変えた。

 

ナイター競馬が始まるころには少しずつ回復を見せ、この時点では重馬場の発表。それでも前が有利なレースが続いていた。

 

 

 

好スタートのマイタイザンは他馬を引き付けるのではなく、自分のペースに徹してレースを進めて行く。

 

追いかけて行く馬たちも決して楽ではない展開で、好位を追走したベルサリエーレ、バズーカが脱落して行った。

 

 

 

それでも必死で食い下がったのがタガノトリオンフ。エイシンニシパはコースロスをを避けるため内に切れ込み徐々に差を詰めて行く。

 

そこへ後方からトランヴェールを進出を開始、3コーナーでは4番手までポジションを上げた。

 

しかし、その間にもペースが落ちないマイタイザンはリードを広げて4コーナーに向かって行く。

 

内をすくってエイシンニシパが2番手に上がって直線を迎えた。

 

 

タガノトリオンフが3番手を死守するところへ、ウインオベロンが迫る。向正面で追い上げたトランヴェールの脚はいっぱいとなってしまった…。

逃げ脚衰えないマイタイザンは他馬を寄せ付けない。そのまま3馬身半の差を付けて堂々と逃げ切って真夏の王者に輝いた!
 

 

 

 

エイシンニシパがトップハンデの意地を見せ2着に。3着争いは接戦となったがタガノトリオンフがしぶとく粘って確保した。マイタイザンを追いかけながらの3着を粘ったのは立派だ。

 

差のない4着にウインオベロン、エイシンホクトセイが5着に続き、トランヴェールは出遅れが響いて6着に敗れた。

 

1番枠で「いい枠を引き当てた」と思い、朝の豪雨で「逃げしかない」とハラを決めた杉浦騎手。

 

前日と前々日の2日間の騎乗停止があり、その鬱憤を晴らすかのような圧倒撃。ウイニングランで再び正面スタンドに帰って来たマイタイザンと杉浦騎手に大きな歓声が沸き上がり、何度も右手を挙げてファンの声援に応えた。

 

メンバ中、唯一の兵庫生え抜きだったマイタイザン。思えば、昨年も生え抜きのエナエビスの勝利だった。

 

デビューから見続ける馬の成長と活躍は観ていて誇らしい。これからは他地区でのタイトル獲得も楽しみだ。

 

逃げ馬から、控える競馬も覚えてモデルチェンジを試みたが、再び元の逃げ馬に活路を見出したマイタイザン。

 

常にマークされる苦しい立場だが、それでもなお他馬を封じ込める強い逃げ馬へとグレードアップすることを期待する!

 

 

写真:斎藤寿一

 

文:竹之上次男

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