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クローズアップ ホースマン達の勝負に懸ける熱き想い

戦士たちの抱負 2019

鴨宮祥行

 
去年は二つ重賞(金沢・犬鷲賞と園田チャレンジカップ)を勝たせてもらいました。
これまで重賞は未勝利だったのでありがたく思ってます。
まわりの人たちの期待に応えられたかどうか分からないですけど、結果を出せてよかった。
でも、これで満足はしてません。
今年も1年間ケガなく乗りつづけて、さらに期待に応えられるよう頑張ります。
 
 

渡瀬和幸

 
はじめて重賞を勝てたこと、ケガから復帰できたことが去年の大きな出来事でした。
長く休んでたわりには後半は数字が伸びたのでほっとしています。
この勢いを今年につなげて、無事に1年を乗りきりたいですね。
 
 

杉浦健太

 
去年、数字はそこそこ伸びたんですけど、2着が多くて取りこぼしが目立った。
今年はその取りこぼしを減らしたい。
道中のロスをちょっとでもなくすのが課題だと思ってます。
毎年100勝を目標にやってるんですけど、なかなか届かない。
2着を減らしたら100も見えてくると思うんで頑張ります。
 
 

小山裕也

 
去年は短期騎乗で高知に行ってた4月にケガ(鎖骨骨折)して、
2カ月ほど乗れなかった時期があった。厄年でした。
園田ではおととしの6月以来勝ってないんで、
今年は厄を落としてとりあえず園田で1勝したい。
まずはそこからですね、スタートは。
 
 

高畑皓一

 
勝ち鞍ふた桁が目標だったんですけど、去年あと一歩届かなかったのが悔やまれます。
10年間乗ってきて、ふた桁は一度だけ。
まだまだ甘いなと。
控えた競馬じゃなくて、今年は前にいく競馬を心がけたいですね。
ムチに頼らず、ちゃんと動かせるように。なんとしてもふた桁をクリアしたいです。
 
 

笹田知宏

 
毎年毎年ちょっとずつ成績は上がってるんで、
それに重賞(兵庫ゴールドカップ)も勝たせてもらったんで去年はよかったと思う。
ただ取りこぼしも多いので、それを今年の課題にあげたい。
勝ち鞍目標は昨年以上、これは変わらないです。
 
 

大山真吾

 
前半が順調だったので150ぐらい勝てるかと去年は期待してたんですけど…
ウーム、うまくいかないですね。
重賞を二つ(園田クイーンセレクションと名古屋・若草賞)勝てたことと、
JRAではじめて1勝できたのがよかった点だと思います。
今年は楽しみな馬も結構いるんで、
その馬たちで結果を出して成績面で波のない1年にしたいですね。
 
 

松本幸祐

 
去年はいろいろチャンスのある馬に乗せてもらったんですけど、
思うような結果が出せなかった。もっと頑張って乗らないとダメです。
いい馬とめぐり合うにはまわりの信頼を得ないとダメなので、
ちょっとでもいい馬に乗るために廐務員さんたちから信用されるような成績を残したい。
今年は40勝台を目標に頑張ります。
 
 

山田雄大

 
去年は2着が多かったんで数字的に不満の残る1年でした。
勝てるレースを勝ち切れなかったというのが歯がゆいです。
今年はもらったチャンスをしっかり勝てるようにしたい。
めざすところは、とりあえずキャリアハイ。
50勝超えを目標に頑張ります。
 
 

石堂 響

 
デビュー1年目、去年は充実した年でした。
心残りはヤングジョッキーズシリーズのファイナルに届かなかったことですね。
終盤にかけて勝ち鞍が伸びなかったことやミスしてる騎乗もいくつかあったんで、
新しい課題が見つかったと思います。
調教師の先生方からの指示を守って、今年も40勝以上をめざします。
 
 

中田貴士

 
去年はトレーニング方法を変え、とくに下半身強化に力を入れました。
勝ち鞍は園田だけでいえば、これまでで一番勝つことができたので成果があったのだと思います。
今年の目標は、高知と合わせて40勝だった2017年を超えること。
そのためには乗り馬をふやして結果につなげていきたい。
それができる自信もついてきたので、達成してアピールしたいですね。
 
 

永島太郎

 
念願の2000勝を去年達成できたことは、なによりも感慨深い出来事でした。
関係者の皆さんに感謝しています。
今年はケガなく、さらに気を引き締めて取り組みたいと思っています。
勝利に対して貪欲に、騎手としてもレベルアップしたいと考えています。
 
 

西川進也

 
今年で騎手として20年目を迎えますが、
次のステップとなる調教師を目指して頑張ります。
3回目の受験で、絶対に合格できるよう必死になって勉強します。
過去に5年間騎手会長を務めさせてもらって、その経験がぼくにとって大きな財産です。
いろんな人脈や、コミュニケーションの大切さを教えてもらいました。
それを調教師という仕事に活かしていきたいと思っています。
 
 

(順不同)

 

文 :大山健輔
写真:斎藤寿一

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