あと1勝で父に並ぶという状況で迎えた5月12日。
田中学は1Rと2Rを、ともに接戦をものにして、一気に父超えを達成してみせた。
田中学騎手:
「ポンポンと勝てると思ってなかったので、ホントに嬉しいです。
僅差は勝って嬉しいし、負けたら悔しいし、勝てて良かったです。
デビューのころ、ここまで勝てるというより、
ここまで騎手を続けてきたことさえ信じられないです。
騎手の先輩として、父として偉大すぎて、それに負けて…ホントにバカ息子で…
家族に迷惑ばっかりかけたんで…。
何ひとつ超えられなかったので、数字だけでも超えられたのが、
これからの人生の励みになります。
こうしてセレモニーまでやってもらって、少しは親孝行ができたかなと思います」
田中道夫調教師:
「よう勝ってくれた。大きなケガもあったし、
とくに最近の2回は復帰が難しいと思ってたから、ホンマによう復帰したと思う。
嬉しいなぁ(笑)」