競馬場内における感染防止対策は?
お客様同士が密にならないように最大限の注意を払います。
まず、スタンド3階の有料個室(8室)については、
密になる可能性が高く、常時扉を開放するなどの
換気も難しいことから利用は中止とさせていただきます。
4階の特別観覧席および3階のA,B指定席は販売数を約半数に減らし、
一般席も適宜間引きを行って、密にならないよう配慮します。
有人発売窓口は当面の間閉鎖し、
発売機についてもお客様同士の間隔を確保するため、
発売・払戻窓口を制限します。
発売機前には間隔を確保するため足跡マークを貼り、
透明カーテンを設置してお客様同士の間を遮蔽するよう配慮します。
飲食店についても、
各店舗に必要な感染予防対策について指導しており、
警備員巡回時にも各店舗の状況を確認することから、
安心してご利用いただけると考えています。
ファンの皆様も入場時の検温や手指の消毒にご協力いただき、
感染拡大を予防するため「3密の回避」「ソーシャルディスタンスの確保」
「マスクの着用、咳エチケットの徹底」「30秒程度の手洗い」
「体温測定・健康チェックの励行や接触確認アプリ『COCOA』の利用、
兵庫県新型コロナ追跡システムの活用」をよろしくお願い致します。
馬や騎手への声援についても、なるべく小さな声で
あるいは心の中で応援していただくか、
周りの方との距離を十分にとって声を出すなどの
ご配慮をいただければと思います。
DASHペイの利用も感染拡大防止対策になる?
感染拡大防止対策として、
直接現金を取り扱わないDASHペイ(キャッシュレス投票)の
利用促進についても場内掲示などにより広報します。
DASHペイ利用のメリットとして、
①馬券の紛失や払戻・返還漏れがない、
②お客様所有のスマホ・タブレットでも購入可能、
③投票時に現金不要のためスムーズに購入可能、
④有料席の前日予約が可能、
⑤提携の近隣店舗(飲食店等)で割引等が受けられる、
といった点が挙げられます。
この機会に是非DASHペイ会員にご加入ください。
無料バスの運行は?
「バスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」に
沿って運行します。
送迎バスの台数、便数を増やし、密を回避するように努めます。
園田駅~競馬場便は4台から5台に増やし、
運転手が乗客数を見て随時発車します。
阪神尼崎駅・JR尼崎駅~競馬場便についても
往路・復路便共に1便ずつ増便します。
すなわち、昼間開催においては往路4便・復路5便、
ナイター開催においては往路6便・復路6便の運行となります。
入場再開後のファンサービスは?
不特定多数のファンの方々と競馬関係者の直接の接触は
感染拡大のリスクがあると考えますので、
大変申し訳ありませんが、表彰式やファンサービス等は当面の間、
取りやめとします。
重賞競走などファンの注目の高い競走に限り、
勝利騎手・調教師のインタビューを収録し、場内放映しますが、
直接騎手と交流できることを楽しみにしておられるファンの方々も多いため、
可能な範囲での交流等を今後検討していきたいと考えています。
場内の飲食店についても、競馬場グルメとして
それ自体がファンサービスになっている側面もあることから
撤退されると競馬場としても困るところです。
しかし、特に閉店の予定はなく
(特別観覧席の売店が「まぐろ専門店『一八』」の姉妹店に変更のみあり)、
店舗を経営されている皆さんに戻ってきていただけるとのことで
安心しているところです。
無観客競馬開催時の売上について?
当初は、本場・場外での発売がなくなるため、
その分で売得金は下がると危惧していました。
しかし、インターネット投票が非常に増えたことにより、
無観客開催となって以降、
1日平均売得金は以前の5割増しとなっており
本当に喜ばしいことと思っています。
前年度同時期比の数字として、
1日1人当たりのインターネット発売における売得金は107.6%、
利用人数は171.1%となっており、
一人当たりの購入金額、購入者数共に増加しています。
ただし、これは主催者側が積極的に何かをやったというわけではなく、
外出自粛や在宅勤務者が増えたことによるネット会員の急増が
大きな要因と考えられる“コロナバブル”だと考えています。
今後は、世界的にも経済が厳しい状況の中で景気が落ちてくると、
競馬だけがいつまでも良い状況ということはないと思うので、
気を引き締めていかなければならないと思っています。
最後にファンの皆様へ
ファンの皆様には、本当に7ヶ月間お待たせしました。
新型コロナウイルスも現状は収束傾向となっていますが、
まだまだ心配な部分も多いですので、マスク着用や手指の消毒、
体調管理に努めていただいた上で、
元気にご来場していただけることをお待ちしております。
9/30、待ちに待った入場再開。
この7ヶ月間で園田競馬は様々な動きや記録達成などがあった。
北海道競馬から移籍の井上幹太騎手が兵庫で騎乗を始めたのは3/3。
無観客競馬開始と同時の騎乗スタートだったため、
兵庫のファンの目の前での騎乗は初めてとなる。
田中範雄調教師が兵庫県競馬では前人未到となる
通算2000勝を達成したのが3/18。
新規開業の永島太郎調教師が3/24に初勝利、
6/10には西川進也調教師が続いた。
4/7にはオーストラリア産の白い砂に入れ替えられたが、
ようやくファンの皆さんにお披露目となった。
当初は眩しいくらいの白さだったが、
この半年間の使用で路盤の砂と攪拌されたのか着色が進んでしまった。
川原正一騎手は、4/22に地方競馬史上4人目の通算5500勝を達成。
5/5の兵庫大賞典をタガノゴールドで制した新子雅司調教師は、
兵庫重賞の出走機会連勝記録を6連勝にまで伸ばした。
史上初めて無観客で行われた兵庫ダービーは6/11。
第21代兵庫ダービー馬ディアタイザンが誕生し、
杉浦健太騎手がついにダービージョッキーとなった。
6/26には長谷部駿弥騎手、
7/30石堂響騎手が減量騎手を卒業し、一般騎手へと昇格。
下原理騎手は、9/3にステラモナークで挙げた
園田オータムトロフィーの勝利で重賞70勝目となり、
木村健元騎手が持つ兵庫県競馬における地方重賞最多勝利記録に並んだ。
吉村智洋騎手はこの3~9月で200勝近い勝利を挙げ、
年間100勝のみならず年間200勝も通過し、
2位に100勝差を付けてリーディングを独走している・・・。
白熱したレースと共に、他にもたくさんの歓喜の瞬間があったが、
無観客開催だったためにファンは祝福の言葉を掛けられないでいたはず。
7ヶ月間分の蓄積した「おめでとう!」の気持ち。
まだ当面の間はファンと関係者の接触は難しいが、
会えるようになったらみんなで騎手や調教師たちに伝えて欲しい。
たくさんの「おめでとう!」を・・・少しだけ距離をとりながら。